人狼議事


262 【突発誰歓RP】聖夜におうちに帰れない村

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薔薇∴十字 ススムは、メモを貼った。

2016/12/20(Tue) 01時頃


薔薇∴十字 ススムは、メモを貼った。

2016/12/21(Wed) 21時頃


【人】 薔薇∴十字 ススム

[街をゆく、人影の量と色が変わる。

二人寄り添う様は少なくなり。
それより多くの塊か、
あるいはまばらにぽつぽつと。

ほう。と吐き出す息はさらに白く。
雪に逆らうように、上へ、上へ。]


 (ばーちゃんの、行きそうなところって)


[どこだろう。

近所のスーパー。は、もうしまっている。
俳句サークル。は、活動日ではない。
ご近所づき合いも、積極的ではなかったし。

身寄りなどあるはずもなく。]

(25) 2016/12/21(Wed) 21時頃

【人】 薔薇∴十字 ススム


[そもそも、あるのなら。
老いた祖母が、ただ一人。
彼の面倒を見続けるなど。

到底、世知辛すぎる話なわけで。]
 

(26) 2016/12/21(Wed) 21時頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[彼は、ただ天から意思なく降り注ぐ白の。
そのひとひらひとひらの動きを目で追って、考える。]


 (僕は、ばーちゃんのことを、何も。知らない)


[追うにも探すにも、その問題の解き方の。
見当すら付けられず、ただ。
寒空の下で途方にくれるばかり。

そして、悟る。

与えられるばかりで、何も。
一番近くにいると傲って、何も。

彼女のことを知ろうとしなかった、
子供である自分の存在を。]

(27) 2016/12/21(Wed) 21時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[あの、眩しいくらいのギンギラも。
その前にあるはずの、大量の諭吉のやりとりも。
そうして訪れかねない、彼女の最悪の結末も。

何処か、降る雪に似て。
吸い込まれて消える幻想に思えてしまう。
それもまた、子供の証に思えた。

−−かちり。かち、かち。がち、がち。

震える奥歯は、寒さのせいではない。]

(29) 2016/12/21(Wed) 21時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム


[そうして、途方にくれて、しばらく。

うっすらと、雪化粧に姿を変える街並みとともに。

急にそれは、ちかい現実として、彼を襲う。*]
 

(31) 2016/12/21(Wed) 21時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

 (ばーちゃん。……ばーちゃん、ばーちゃん)

[彼は走る。
イルミネーションの消えて、
すっかりといつもの通りの明るさになった、街並みを。

代わりに、どぎつい蛍光色が連なる中。
それでも、白が被って柔らかくなったような気がしながら。

当て所なく、当て所なく。
ただ、彼は走る。

それは、きっと。
追うため。逃げるため。]

(32) 2016/12/21(Wed) 21時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[残り香すらない、祖母の姿。
迫り来る、最悪の現実。

明日からの衣食住だとか、学校だとか。

そんなことまで頭が回らないのは、
ただ、非日常に混乱しているからではないけれど。]


 (ばーちゃん。ばーちゃん、……ばーちゃん……)


[しゅっ、しゅっ。ぽっぽ。と、
機関車のように白い息を、ふわふわと後ろに流しながら。

乾いた指先は、今は握りこぶしの中。]

(34) 2016/12/21(Wed) 21時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

 (嗚呼、どうか!神様、救いの御子様!)


[キリスト教徒でも、何でもない。
一般的なごちゃまぜの日本人の宗教観だけれど。

今だけは、祈らずにはいられない。]


 (……どうか!
 ばーちゃんだけは雪のように消えませんように!)

(35) 2016/12/21(Wed) 21時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[その、ひょろっと細い影は。
聖夜の街の、光を、影を。

縫うように、風のように。

大通りから、裏路地から。
少し離れた公園や、川やらを。

駆け抜けて、駆け抜けて。


26.5cmの、薄灰色の点々を。
街中、そこかしこに置いていく。*]

(36) 2016/12/21(Wed) 21時半頃

【独】 薔薇∴十字 ススム

/*
この、街の光景が、自分のとこじゃなくて、都心でもなくて、ついこの前までいた街に近い栄えたJR駅前で再生されてる不思議なー。

じーちゃんは、じーちゃんのばーちゃんと会えるのかな。
ってそれ会えたら……!()

(-3) 2016/12/21(Wed) 21時半頃

【独】 薔薇∴十字 ススム

/*
あと、めってょ挟みまくる進行してますな。
すみません。

纏めて投下がしにくくなってるな……集中力のもんだい。

ふんにゅ。。。んんん。

(-4) 2016/12/21(Wed) 21時半頃

薔薇∴十字 ススムは、メモを貼った。

2016/12/21(Wed) 21時半頃


【独】 薔薇∴十字 ススム

/*
じーちゃん!!!!!!(ばんばん

(-5) 2016/12/21(Wed) 22時頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[青年とも少年とも。否、
世の中のことも、近くにいるはずの。
たった、一人の祖母のことさえも知らない子供は。

冬の夜を、雪の街を。
駆ける、駆ける。
機関車のように。

白い息を、蒸気のごとく吐き出しながら。]

(56) 2016/12/22(Thu) 00時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[途中見た、暗がりの公園の痴話喧嘩は。
痴話喧嘩と呼ぶには男女の組み合わせがちぐはぐな。

それでも子供が気にもとめないのは、
世間知らずのせいか、あるいは。

そもそも終着駅まで無停車の、暴走特急だからか。

指先に負けないくらいにかさついた唇を、
ぽっかりと開けながら。

しゅっ、しゅっ。ぽっぽ。しゅっ、しゅっ。ぽっぽ。]

(57) 2016/12/22(Thu) 00時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[時計の針は左から、天井に向かい、そして。
ゆっくり、ゆっくり、右に傾き始める。

足も手も。寒さにこごえて、棒のよう。
薄く敷かれた白い絨毯を。
それでも、ぎゅっぎゅ。と、踏みしめながら。]

(58) 2016/12/22(Thu) 01時頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[冬の、深く長い夜をゆく。
その、頼りない夜行列車の終着駅は。

冷えて流れる、家からも、イルミネーションからも。
公園からも、川からも。
遠く離れて、橋を三つばかり越えたところ。

ざざん。ざざん。と、夜に泣く。
いまだ雪を吸い込む海のほとりにあったようで。]

(61) 2016/12/22(Thu) 01時頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

 ……っ、ばーちゃんっ!


[そう呼びかければ、
夜の黒よりもさらに昏い黒。
そんな色した小さな小さな人影は。

−−もそり、もそり。
野暮ったく動いて、それから。]


 「……す……す、む……?」


[子供の名前を小さくつむいだ。]

(62) 2016/12/22(Thu) 01時頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[それは、麻のリボンと、黒の包装でもって。
とっても辛気臭いものだったけれど。

それでも、たしかに。
その、少年にとっては。

神か、あるいは救いの御子か。
さらには、聖夜にやってくるという、
かつての聖人からの、

贈り物に他ならなかった。**]

(63) 2016/12/22(Thu) 01時頃

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