17 吸血鬼の城
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そういえば、あなた方のお友達、
――――ご一緒ではいらっしゃらないのですね。
[目を向けた2人の男にふわり、微笑んだ]
(2) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/24(Thu) 23時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/24(Thu) 23時頃
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/* みなさん、エピでよろしいのかしら。
(-2) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/24(Thu) 23時半頃
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[2人の反応は気に求めず、 ただグロリアの言葉にはゆる、と首を傾いで]
――お食事、かどうかは、わかりませんが、
ああ、どうやら旦那様とご一緒にいらっしゃるよう。
(11) 2010/06/24(Thu) 23時半頃
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[胸倉をつかまれれば、ふわり、漂う薔薇の香り。 それは酩酊を招くが如く]
それがものを尋ねる態度ですか? ―――乱暴な真似はおやめなさい。
[白手袋の指先は、からかうように男の頤を這い。 冷たく微笑えむ薔薇が触れた手を撫ぜれば、 胸倉を掴んだその手は解け――そしてもう1人の記者を見つめる]
(17) 2010/06/24(Thu) 23時半頃
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[哀願の声には憐れむような眼差しを向けて]
――ああ、どうぞご安心下さい。 旦那様は「食事」をなされたようではございませんので。
[感じる気配―― 青が双眸はゆるりと上を見上げる]
しかし、今しばらくお待ちいただいた方がよろしいかと。
――きっと、あなたがたのご友人も、 今お会いすることは望まれないかと思うのですが。
(19) 2010/06/24(Thu) 23時半頃
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――旦那様、 そちらの方のご友人達が……
「お友達に会いたい」
と、そのように仰っていられるのですが、 如何なさいましょう?
(*1) 2010/06/24(Thu) 23時半頃
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[イアンの言葉に、 悩ましげに小さく吐息を漏らす]
左様でございますか……? ……ああ、その方は既にご自身の客室へとお戻りですが、 まだお休みのままかとも思われます。
――どうぞ、お気をつけて。
[2人へ ゆるり、と微笑みを向けて――乱された襟を整えた]
(27) 2010/06/25(Fri) 00時頃
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[>>28 尋ねられた言葉にはひとつ頷く]
――それは、構いませんが。 祭壇には聖体などは…… 神にまつわるものなどは、ございませんよ。
そちらで、いったい何をなさるおつもりですか?
(35) 2010/06/25(Fri) 00時頃
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[>>41 華やかな笑い声には、 つられたようにくすりと笑って]
――まあ、言う間でも なきことでございましたね。
ここでの神たる存在は、 絶対者たる旦那様――なのですから。
夢、とは異なものですね、かしこまりました。 では、そちらへとご案内致しましょう。
[トーニャへも一度だけ柔らかな視線を落として、 そして戸口へと足を向けた]
(43) 2010/06/25(Fri) 00時半頃
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[薔薇は2人のこえを聞きながら] [あらたな眷属の気配に、そっと囁く]
おはようございます。 ご気分は如何?
[耳元を羽でくすぐるような囁く]
(*7) 2010/06/25(Fri) 00時半頃
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ああ、あなたのお友達が あなたのことを心配なさって、 お部屋へと向かわれたことか、と。
――――喉は 渇いては おられませんか?
(*8) 2010/06/25(Fri) 00時半頃
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―廊下― [御堂へ向かう、それは必然的に墓地へと近い場所。 廊下の窓から、紫煙がたなびくを見れば一度目を細めた]
おや、オルガンが…… ということは、弾かれたことはないのですね。
それはそれほどまでに、 大切な記憶なのですか?
いえ、なにやらあなたの語り口調が、 とても弾むようなご様子、でしたので。
[白薔薇はゆるりと笑む、 魔性となれどやはり音楽は好ましい]
(54) 2010/06/25(Fri) 01時頃
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――ええ、お二人も。
よろしかったですね、 どちらから先にいただかれるのです?
ああ、殺してしまうのがお嫌でしたら、 すこしだけいただけばよろしいのですよ。
――ご友人なのでしょう? きっと喜んでご提供くださいますでしょう。
もっとも、加減を損なうと―― 命までいただいてしまうことになるやも、しれませんが。
[白薔薇の囁きは渇望を煽るように、 ねっとりとその耳元に、響く]
(*14) 2010/06/25(Fri) 01時頃
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>>60 ――ええ、もちろん、構いませんよ。 どなたかに演奏を……というのも、 とても久しぶりですので――上手にお教えできるかはわかりませんが。
[そして、ふと、この廊下を かつて友人と共に歩いたことを思い出す]
過去は己の礎をなすもの。 記憶が存在を作り上げる、といっても過言ではないでしょう。
もっとも欠落もまた、己の一部なれば―― 手放そうが、奪われようが、逃れらぬものなのかもしれませんね。人は空洞を意識するものでしょう。
[あるいは、それは人ならざる魔も同じと、口には出さず思う]
手放した記憶の価値―― 手放すだけの理由があったのならば、大切であろうとなかろうと。 それは自身にとって何事か、重要であることには、代わりはないのでは?
(68) 2010/06/25(Fri) 01時半頃
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あの2人 は?
―――ならば、誰ならよろしいの?
[くすりくすり と それは哂う]
(*19) 2010/06/25(Fri) 01時半頃
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>>73 ――いいえ、 とても興味ぶかいお話でございます。
[御堂はすぐそこ、ステンドグラスは飾られど、 そこに7色の光導く陽光はない。]
ええ、そうですね。 何かの切欠で思い出す、ということもありますね。忘れていたつもり、の何かを……
[>>70 どこか思い耽るような婦人、 その横顔を見れば、白薔薇は薔薇がごとくに沈黙する]
(75) 2010/06/25(Fri) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/25(Fri) 01時半頃
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[>>78 あどけなく笑う女から、 伝えられた曲名にはひとつふたつ瞬いて]
……それは、また楽しい曲、からは遠いものですね。
[御堂へ足を踏み入れれば、 そこは暗い七色の降る空間――
魔性の城の聖堂で、白薔薇は女に向き直る。 それは懺悔を問うが如くに]
悲しみにくれる聖母――
悲しみがあなたの、手放された記憶? 賢ければ、強ければ、と後悔に似た何かと共に。
[薔薇の香はかすか、青は静かに見下ろして]
(85) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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――あの2人でなければ、 誰がよろしいのでしょう。
ほら、耳を済ませてごらんなさい。 ちかくに他の人間の気配はありませんか?
……もっとも、あなたのすぐ目の前に 甘い甘い血の芳香を漂わせている方がいるのでしょう?
とても、とてもいい匂い……
[渇きを誘うように、囁いて囁いて]
(*25) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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>>91
狂気へと至る道は如何程に?
[狂気を自覚した女はなるほど、 正気であらば耐えがたいものを手放したのだろうと、 思考を繋ぎ、続く言葉に白薔薇はゆるやかに目を細める]
己が罪人たる自覚があるのならば、 ――裁きを待つが、よろしいのでは?
[たどたどしい指先の紡ぐ旋律、 謳われるその歌詞に白薔薇は小さく嘆息する]
それとも 慈悲を お求めか
[天上の青は憐れみ深いその眼差しを女へと落とす]
(95) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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[その声音は甘く、優しく]
ああ、もう限界なのでしょう? なんて苦しそうな声……おかわいそうに。
我慢など、 なさらなくてもよろしいのですよ? 加減さえ、間違えねば良いのです。
あまり渇きが酷くなってしまってからでは……
嗚呼、本当に
加減を間違えてしまうかも しれませんよ?
(*31) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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お褒めいただき嬉う存じます。 ……旦那様、私はもっと己の魔を深くしたいのです。
深く、深く。
忘れてしまえるように。
[それが唯一つの絶望を忘れる縁。 白薔薇は憂いのため息をひとつ]
(*33) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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>>100 [女の歌が止まれたば、手袋を外した。 鍵盤を這う冷たい指先は彩るように低音を奏で、時折女の指に触れ重なる]
逃避と幻想
救いと狂気
置き去りにされた生存者―――
[ふと、己の記憶にも重なるその言葉、呟けば、 浮かぶのは誰の顔だったか――乱れる心、かすかな薔薇の香]
(104) 2010/06/25(Fri) 03時頃
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>>102
それは……また、
[言葉を聞けば白薔薇は微笑う、 少しだけ愉しげに微笑って]
頼もしいこと、 あなたはどのように我が身を裁かれるおつもりか。
どのような罰を持って、我が身を裁くというのです。
[女の指先が、かたちのついた旋律を 奏で始めれば、白薔薇はその手を引く]
救いがたき罪に、もたらすべき罰とは?
[女の双眸を覗く、天上の青]
(107) 2010/06/25(Fri) 03時頃
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[眷属が呟く声には微笑う気配]
――……旦那様、
[その許可の言葉に、白薔薇の声音は震えて、 今しがた、女の呟きに乱れた心が、ただ闇の救いを求める]
とても……とても、 ありがたく、存じます――…
(*37) 2010/06/25(Fri) 03時頃
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>>113 [女が口ずさむ、 同じ傷を負うことを願うその詩句を。 置き去りにされた罪深き者――
白薔薇はただ、それが選ぶ選択に興味があった。 告げられた言葉に、ふと赦しの言葉を思い出す]
――自分からは死なない。 つまり、自死を選ばずに生きる。
それが、罰だと仰られるのですか?
[しかし問いに答えは返らない]
(117) 2010/06/25(Fri) 03時半頃
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[それは魔の聖堂にて響くには、 いささか不釣合いなほど甘く切なげな旋律。
けれど白薔薇は恋など知らず、 淡く、少年の日、年上だった彼女を思い出せば、 あとはただ、残された我が身を思う。
ひと時だけでも救えたのかもしれなかった友人を、 憎しみのようなものを残していったあの男を、 そして立ち並ぶ墓標に知った深い孤独を思って――]
お役に立てたのでしたら、何より。 ――あなたに慈悲が訪れますように。
[彼女には届かないと知りながら告げて 白薔薇は御堂を後にした――狂気の揺り篭を手にすべく]
(122) 2010/06/25(Fri) 04時頃
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―最上階・城主の間― [御堂を出れば、白薔薇はただ思いのままに駆け出して、 振り乱される髪もそのままに、城主の間へと向かう。 その扉が己が為に、開かれているはずだった。]
―――……、 もう、忘れてしまいたいのです、
死することなど適わないのなら、
己の心乱す記憶など――……
[震える声音の白薔薇、天上の青は濡れた眸に雫を浮かべて、 部屋が主に縋るように闇の褥へとその手を伸ばす**]
(126) 2010/06/25(Fri) 04時頃
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[深い憎しみの爪あとがある、 けれど対象を失ったそれは、どうしたことか痛むのだ]
(-41) 2010/06/25(Fri) 04時半頃
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[蝕む絶望は深く]
翼を、
――私にお与え下さい、旦那様。
[こんなにも求めたことなどなかった。 それは、救いを求める祈りにも似て非なる。 白薔薇には宵闇の他、縋るべきものはない。]
(*39) 2010/06/25(Fri) 04時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/25(Fri) 04時半頃
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―最上階・城主の間― [濃厚に満ちる魔の気配、白薔薇は招かれるまま 歩み寄れば、屑折れるように主が元に、縋りつく]
……はい、 ありがたく頂戴いたします。
[畏怖と崇拝、どこか惧れを伴ってた主が傍らが今は酷く安らいだ。白薔薇の素肌が宵闇に抱かれる、まこと高貴なる血の香り、本能のままに薔薇が棘をさらけ出せば、魔の口唇が皮膚を掠める]
―――ッ、 生まれ 変わる……では、 今度こそ、本当に終わるのですね、 この ゆめ が………
(137) 2010/06/25(Fri) 13時半頃
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