人狼議事


222 【完全RP】湖畔の村【誰歓】

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【人】 薬屋 サイラス

―― 回想:ケーキ屋を去る前>>2:169 ――
[お代を払おうとしたら、見事に突っぱねられてしまって。けれどそれじゃあ困ると、なおもカウンターに代金を置こうとすれば、ダイミの姉らしき人物からこのケーキができた由来を聞かされた。]

えっ…じゃあ、尚更貰えないです!

[お返しします、そう言おうとしたけれど。
生菓子であるこのタルトはとても日持ちしそうにないから。ダメにしてしまうよりは、その菫の砂糖漬けの送り主と、これを生み出した作り手に感謝して、美味しく頂くのが、一番良いことのように思えて。]

…やっぱり、いただきます。

[と、小さく告げたのだった。**]

(1) 2015/04/21(Tue) 01時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 01時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―― 回想:ヤニクと別れる前>>2 ――
[「昨日までは」という言葉に、眉を顰める。
おそらく、その言葉の意味するところは]

……そっか。

[もし、もしも。
目の前の友が人狼にすり替わっていたのなら。
このまま、この村から消えて、見逃してくれないかとの思いもあったのだけれど。

よそう、そんな憶測は。

ふる、と弱く頭を振って。
じゃあまた、と挨拶をして別れた。**]

(4) 2015/04/21(Tue) 01時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 01時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―― 薬屋 ――
[ケーキを持って、家に帰ってくれば、マーゴはどうしていただろう。疲れて眠ってしまっていただろうか。
どちらにせよ、今はそっとしておこうと、色々あったせいでほとんど営業できなかった店のほうに回る。

だんだん朱く染まっていく日差しが、店内に漏れて。
静寂の中、カウンターに凭れかかっていたら、チリンとドアベルが鳴って見知った男が入ってきた。>>2:165]

よう、ヒュー。
夕べはよく眠れたか?

[酒なんか呑んでないだろうな、とジト目で問えば、彼奴はどう返してきたか。
挨拶もそこそこに、ヒューから診断書のことを言われれば。]

ノーリーンさんのとこで…?

[ぴくり、と眉を動かす。]

(9) 2015/04/21(Tue) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス


……噂、だけど。
人狼騒ぎ、知ってるだろ?
あれからあの屋敷の連中、みんなしてあの高い塔に籠ったらしいぜ。
だから、その、仕事自体…なくなったんじゃねえかな。

[気まずそうに、自分の耳にした情報を提供する。
床屋のおかみさんの噂話は、もはや噂話ではない。
ほとんど事実を吹聴しているから、信じることにしているのだ。]

まあ、一番はノーリーンさんに聞くことだな。

さあて?その様子だと、
傷口はあと二三日もすれば塞がるだろ。
ヒビの方は…そうだな、安静にして全治3週間ってとこか。

[くれぐれも無茶すんなよ、と。
念を押すように告げた。*]

(11) 2015/04/21(Tue) 02時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 02時頃


【人】 薬屋 サイラス

[やはりか。
何となく、『歌うあひる亭』に連れて行った時の様子で予期していたが。まあ、一杯だけなら。許してやろう。
何せ、新しい出会いや、命の危機から脱したお祝いの一杯だったのだろうし。]

ダメに決まってるだろ。
薬の効果が薄れちまうんだ。

[いけなかったか?というヒューには、正しい知識を植え込んで。
そうして告げられる、凄いな、というヒューからの讃辞。>>14]

何言ってんだ。あんただって、元気なら何かしら
働くだろ?

[そのガタイから察するに、恐らくは肉体を酷使するような過酷な仕事だってやってきたのではないか。]

怪我人、病人は、休むのが仕事だ。

[だから焦るな。そう告げて、笑う。*]

(17) 2015/04/21(Tue) 02時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 02時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―― 日が暮れて ――
[ヒューが店から立ち去ったら、その足で祖母のもとへ向かう。自分の留守中、マーゴがどうしていたか、話を聞いて。自分の部屋で眠っていることを知れば、ありがとうと告げて部屋へ向かう。

…どちらの飲み物を選んだのかは、訊けなかった。

去り際、夕餉の買い物に向かうと祖母から告げられれば、代わりを申し出たけれど。
傍に居てあげなさいといわれてしまえば、己の心を見透かされたようで気恥ずかしかった。

くれぐれも気を付けて、と送り出して。
そっと、音をたてないように眠る彼女のもとへ向かう。]

(18) 2015/04/21(Tue) 02時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 02時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―― 自室 ――
[必要なもののほとんどを、工房に詰めているせいか、自室はとても簡素なものだ。此方はあちらよりも日の入りが悪いので、机の上には陰でしか育たない植物の鉢が所狭しと並んでいて。
ベッドの横には、仕事場の本棚から引っ張り出して戻すのを忘れた本が、山積みになっている。]

………。

[そうっと、ノブを回す音にすら全神経を集中して、部屋に滑り込むように入れば、息を殺してベッドに近付く。果たして彼女は、まだ寝息を立てていただろうか。]

……マーゴ、

[小さく呟いた声は、酷く掠れていた。
たっぷりと波打つ黒髪に埋もれた、真っ白な輪郭。
閉じられた瞼を縁取る長い睫毛。
薄く開かれた、薄紅の唇。紅い頬。

そのどれもが、美しく、儚く、尊い。

少女の持つあどけなさと、女性の持つ色香の、
その二つが混在するような、稀有な雰囲気に。
魅了されて、やまない。]

(23) 2015/04/21(Tue) 03時頃

サイラスは、マーゴの額にかかる髪を、そっと指で払う。*

2015/04/21(Tue) 03時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 03時半頃


【人】 薬屋 サイラス

[心臓が、跳ねた。

寝ていると思った人間に、手を取られて。
閉じていたと思った双眸は開かれ、此方を見上げる。
切り取られた二つの黒は濡れて、何かを訴える。

その「何か」が、酷く自分にとって都合の良いものに思えてしまって。

そんなはずはない、落ち着けと何度も命令しても、頭の中ではあらぬ想像が繰り広げられる。

物言わぬ彼女のその瞳は、言葉よりも多くを語る。
きっとなにかを、自分に求めているから。
聞き漏らさぬよう、すべての意識を集中した。]

(28) 2015/04/21(Tue) 04時頃

【人】 薬屋 サイラス

[やがて紡がれた言葉に、己が目を見開く。
拒む?どうして?何を、拒むことが?
与えられる情報の処理に、頭が追い付かない。
彼女の言葉の真意を測りかねているうちに、頬に伝わるのはマーゴの体温。
そっと撫でる指先の感触に、顔を歪める。
まるでそこだけ神経が剥き出しになったよう。
見下ろせば、手を伸ばす彼女もまた、何かに耐えるように瞳を潤ませていて。

己の雄が、形を成していくのがわかる。

今にも泣きだしそうなその瞳に居抜かれ、反らすことは叶わない。釘づけされたように見つめていれば、小さな口から吐かれるのは艶を孕んだ荒い吐息で。
ぞくりと背骨を走る快感に、只管、耐える。

彼女の手が伸びてきて、唇を合わせたのだと理解するには幾分時間を要した。
何度も、ぶつけるように触れる唇。そのまま、彼女の勢いに流されていたらぬるりと口内に熱いものが滑り込んできた。

咄嗟に身を引こうとする自分の身体を、彼女は必死にしがみついて、離さない。
ベッドに引き摺り込まれるなら、そこまでは好きにさせたけれど。]

(29) 2015/04/21(Tue) 04時頃

【人】 薬屋 サイラス


っ…マーゴ、待って、マーゴ。

[拒まないで。
彼女の言葉が頭の中でリフレインする。
引き摺り込まれたベッドの上で、なぜか見下ろすのは彼女の方。
心の中で、やっと芽生えて、大事に大事に育てようとした何かが、性急に成長を促される。

ドキドキと早鐘を打つ胸は、痛くて。苦しくて。
圧し掛かられている彼女の重みが、こんなにも、愛おしいのは。]

(俺は、この子のことを)

[恋心だと自覚すれば、さらに今自分の置かれている状況に混乱した。何故?何故彼女は、自分を煽るようなことをするのだ。]

(43) 2015/04/21(Tue) 11時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[正直に云って、女性を抱いたことなど無い。
聡い祖母との二人暮らし。禁欲生活に近い環境下で、年頃の青年が内包する欲望はすべて、薬の勉強に費やしてきたから。
あるのは知識と、なんとなく、想像だけ。

痛いほど主張する自身の熱を、マーゴに知られるのが恥ずかしくて腰を捩る。けれど逆に布に擦れて、快感を生み出しぎゅっと目を瞑って耐えた。

己のキャパシティいっぱいいっぱいの状態で、脳みそはすでに熱でやられてしまっているのに、彼女は許してくれない。

手が取られ、その行き先をぼうっと目で追う。
辿り着いた先は、彼女の形の良い双丘。
掌に伝わる感触は、今まで触れたこともない柔らかさで。途端、頬に熱が集まるのがわかる。
信じられない、という顔でマーゴを見上げれば彼女は切なそうに、そして酷く妖艶に囁いた。>>31]

(46) 2015/04/21(Tue) 11時半頃

【人】 薬屋 サイラス


忘れたい、

[鸚鵡返しのように呟く。
それはきっと、昨夜彼女の身に起こった出来事からくるもの。忘れたい、塗り替えてほしい…つまり。]

(俺じゃなくたって)

[誰でもいいのだろうか、と。
そう考えたら、悔しさと、憤りで、目の前が真っ暗になった。

押し倒している彼女の肩を、ぐいと押して。ひっくり返った彼女の上に、ゆっくりのし上がる。

―――思えば、あの日。
あの中庭で初めて見た時から、恋に落ちていたのかもしれない。なのに鈍い自分は己の心にすら気付かず、結果こうして、こんな形で自覚した。

好きな女の身体に触れているのに、現に自身の身体は暴れだしたくなるほど凶暴に彼女を求めているのに。
「彼女の心は、此方に向いていない」
その事実を思うだけで、心の中が酷く空っぽだ。]

(47) 2015/04/21(Tue) 11時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[身体だけでも繋がれば、この穴は満たされるんだろうか。誰に問いかけたところで答えはない。

紅潮した頬を、まあるいおでこを、ゆっくりと何度も何度も指の腹で撫ぜる。愛しい、愛しいと愛を囁くように。
それから、先程彼女がしたような激しいキスとは打って変わって、己の唇を、彼女のそれにやんわりと当てた。
力の抜けた柔らかい粘膜を、飽きもせずずっと、向きを変えながら食む。そうして、やがて触れている体温が一緒になったら。
そっと唇を付けたまま囁いた。]

…終わったら、
        ケーキ 食べようね

[好きだ、愛している、と。
そう告げることが、できなかった。

彼女が求めているのは、記憶の上書き。
自分からの愛の告白ではないと、そう思ったから。*]

(49) 2015/04/21(Tue) 12時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 12時頃


【人】 薬屋 サイラス

[手に入らないと思えば思うほど、己の心は悲鳴を上げる。けれど哀しいくらい身体は正直に彼女を求めていて。
傷つけないよう、壊れないよう、彼女を抱く。

だけど、勘違いしそうになるんだ。

絶頂を迎えるたび、絡み合う視線の先、彼女の深い色の瞳が。泣き笑いのような微笑みが。
己の身体を閉じ込めてくれる、その細い腕が。

―――彼女もまた、自分を愛してくれているのではと。

引くつく喉から、何度。
愛している、大好きだと出かかったか。
双つの蒼から零れ落ちた雫は、マーゴの柔らかな身体に落ちて流れていった。

せめて彼女が、相手の男を忘れられるように。
己の存在を刻み付けるように、腰を打ち付ける。

しかし、慣れない行為と快楽と疲労の波は、初めての身にはあまりにも大きすぎて。

何度目かの絶頂を迎えると、倒れこむように意識を手放した。]

(62) 2015/04/21(Tue) 16時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[意識が浮上した時、マーゴはまだ自分の腕の中に居た。汗で張り付いた髪の毛をそっと掌で除けてやる。
安らかに寝息を立てるその寝顔が、愛おしくて。
思わず腕の力を強めて、抱き締めた。

自分以外に、彼女のこの姿を知っている奴がいると思うと、気が狂いそうだったけれど。
今は彼女の身体を綺麗にするほうが先だと考え直して。

眠るマーゴの額に、そっと口付けて、起こさぬようにベッドから降りた。

キッチンには買い出しから戻った祖母が夕餉の支度をはじめていた。
お嬢さんは?と訊かれたから、疲れて眠ってるとだけ答えて。それから手桶に沸かしたお湯とタオルを持ち、自室に戻って彼女の身体を丁寧に拭った。

食事が出来上がって、マーゴの身体を揺すってみたけど、随分ぐっすり眠っているようだったから。
結局彼女が翌朝目覚めてくるまでは、そっとしておくことにした。]

(63) 2015/04/21(Tue) 16時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―― 現在:薬屋 ――
[祖母とともにハーブティーを啜っていたら、ようやく彼女が起きてきて。
朝ごはん、あるわよという祖母と一緒に、青年は昨日食べ損ねたケーキをカットして皿に盛る。
まさか彼女が昨日、新しい年を迎えたとは思いもよらず。]

朝からケーキなんて、豪勢だね。

[などといいながら、努めて明るく、いつも通りに振る舞おうと思った。]

ケーキ屋が言うにはさ、ここのケーキが好きな女の子が、この菫の砂糖漬けをケーキ屋に贈ったんだって。

それでこの試作品ができたらしいんだけど…
渡せなさそうだから持ってってくれって。

[そう告げた時の彼女は、どんな顔をしていたろう。]

(64) 2015/04/21(Tue) 16時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―― それから ――
[お世話になりましたと挨拶をする彼女に>>61]

…屋敷まで、送ってくよ。

[と申し出た。
もう少しだけ、傍に居たかった気持ちもあるが、昨日の人狼騒動の後だ。どんな危険があるか分からないから。新たな犠牲者が出ていたことなど、青年はまだ知らない。*]

(65) 2015/04/21(Tue) 17時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 17時頃


【人】 薬屋 サイラス

―― 回想:ケーキを囲みながら ――
[まだ少しぼうっとしていた彼女の顔は、ケーキを見た途端、覚醒したようだ。真っ白な頬にぱっと花を咲かせてふんわりそれは幸せそうに笑んだ。

そんな彼女の姿を見れただけで、ケーキ屋まで足を運んだ甲斐があったものだと。
このケーキを譲ってくれたダイミに感謝せねばと。
そんなことを思っていたら]

え、これを贈ったのって、マーゴだったのか。
…わかった。伝えるよ。

でも、折角なら、直接言ってやってくれ。
きっと喜ぶから。

[彼女の告げる内容に驚く。
マーゴが、今後あの屋敷から、村の皆の前から姿を消す覚悟をしているなど、自分には考えもつかないから、直接言ったらいいなどと言葉を添えて。

結果的にダイミの為になったことに、こりゃひとつ貸しかななんて思って、ひとり笑った。]

(79) 2015/04/21(Tue) 19時半頃

【人】 薬屋 サイラス

え、待っ…た、誕生日!?

[続くマーゴの種明かしに目を瞬いた。
18歳という年齢にも、昨日がそうだったという事実にも、とにかく驚いて。]

じゃあ、お祝いだ!

[キッチンの戸棚から、小さなろうそくを一本だけ持ってきて、ケーキの真ん中に刺す。マッチで火をつければ]

マーゴ、願い事は?

[目をつぶって、思い浮かべて、火を消すんだよと。
彼女が目を閉じ考えて居る間、青年が共に願ったのは]

(彼女の傍にいたい)

[ということ。]

(80) 2015/04/21(Tue) 19時半頃

サイラスは、マーゴの様子を、愛おしそうに見つめている(@2)

2015/04/21(Tue) 19時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―― 現在:薬屋店先 ――
[断らないでくれ、と心の中で呟いていたら、どうやら神様は聞き入れてくれたみたいで。そっと小さくガッツポーズを。
まさか祖母の後押しだとは気付かない幸せな青年は、じゃあ、いこうと隣を並んで歩き出した。]

(手が繋ぎたい)

[己の欲望は見透かされていたのだろうか。コツ、と彼女の手が触れたと思ったら、次の瞬間にはきゅっと握り締められていて。ぎょっと目を見開き隣を見る。

もしかして、彼女も、自分と同じように思っていたのでは…]

あ…そ、か。
そうだな、ごめん気が付かなくて。

[昨日の今日で、疲れていないわけがないのに。ちょっと考えればわかること、むしろ、自分が気を遣わねばならなかったのに。少しでも自分に都合の良い考え方をしてしまう己が、浅ましくて、醜い。

今もふらついた彼女が、自分の肩にそっと体重を預けてくる。

しっかりしなくては、そう思うのに。
触れあった部分から感じる体温に、泣き出したくなるほど幸せを感じている。
このまま。二人ずっと、居られたらいいのに。]

(83) 2015/04/21(Tue) 19時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[小道を行く。
吹き抜ける風は、いつもと変わらない心地よいもののはずなのに、そこには微かに鉄の臭いと、群衆のざわめきを孕んでいる気がした。

不安を掻き立てられながら、太い通りまでやってくれば、その根源が何かわかる。

…あの人垣は、なんだろう。

なにかあったのかしら、と、マーゴの足が止まり問われれば、ぎゅっと握る手に力を籠めた。]

(87) 2015/04/21(Tue) 20時頃

【人】 薬屋 サイラス

人狼が、出たんだってさ。
…もう被害者も出てるんだ。それが本当に人狼の仕業なのか、誰にもわからないんだけど。
でも村長は、そうに違いないって思いこんでる。

人狼退治に成功した村を真似して、
村人の中から怪しいやつを投票で、…
…処刑するんだって。

[こんな話、彼女には聞かせたくないけれど。
そこまでで一端、言葉を切って、もう一度広場の人垣に目をやる。]

たぶん、今日誰を処刑するのか、とか
話してるんじゃないかな。
……行って、みるかい?

[彼女を村人の中に連れて行くのは不安があったが、それで、誰とも知らぬ男の待つ屋敷に帰すよりはと、思ってしまった。
もちろん彼女が望まないなら、そのまま屋敷へと送るつもりで。]

(91) 2015/04/21(Tue) 20時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[それから。
これだけは伝えておこうと、彼女に正対してそのまあるい双眸をまっすぐ見つめる。]

マーゴ、忘れないでくれ。
俺は、君が望むとき、傍にいるよ。

[言い終われば照れ臭そうにはにかんで。行こうか、と歩き出す。**]

(92) 2015/04/21(Tue) 20時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 20時半頃


【人】 薬屋 サイラス

[彼女が、何か呟いた気がしたけれど>>130、それは一陣の風に邪魔されて聞き取ることはできず。
>>84もう一度聞き返そうにも、その口許にたたえられた微笑みはどこか寂しげだったから。
青年は、もう一度ぎゅっと手を握って歩き出す。

広場には向かわずに、そのまま屋敷へと送り届ける。
あの足を止めた時から、彼女の口数は減ってしまった。
人狼騒動のことを考えているのだろうか。
いったい、自分には何ができるだろう?

―――彼女を待つ男からすら、守れないのに。

せめて彼女に、村人の疑いの目がいかないように、そして人狼の牙が届かないように。
そんなことをぐるぐる考えていたら、あっという間に、
あとは屋敷に続く一本道の手前まで着いてしまった。>>132]

(146) 2015/04/21(Tue) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[ありがとう、と。
ここまででいい、と。
そう彼女の口が紡ぐのを哀しい気持ちで見ていた。

暫しの間の後、「昨夜のこと」とマーゴが続けるのを聞けば、自然頬に熱が集まって。
塞がってないほうの手で口元を押え、懸命に隠す。
そしたら彼女が正面に回ってくるものだから、どうしたのだろうと、まだ熱の冷めやらぬ頬のまま向き直った。]

…………

[彼女が、絞り出すように呟く、その言葉一つ一つを、決して聞き漏らさぬよう全神経を集中する。
マーゴが、何を言いたいのか。何を伝えようとしてくれているのか。

知りたい。

すべて。

彼女の、身体も、心も、過去も、未来も。]

(154) 2015/04/21(Tue) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[伝えておきたいという言葉の先は、なんなのだろう。
絞首台に送られ、いつ足元の板が外されてしまうのか、じりじりと待っているような、そんな心地で、言葉を待つ。
あまりにも胸が苦しくて、青年はきゅ、と思わず目を瞑った。

けれど、次の瞬間降ってきたのは言葉じゃなくて。
唇に触れるのは、柔らかな感触。
それは自分が、ありったけの想いを乗せた、
あの口付けと似ていた。

勢いよく目を見開けば、視界いっぱいに広がる愛しい女性の顔。そうして]

(162) 2015/04/21(Tue) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス


………ッ!!

[鼓膜を打つのは、何よりも待ち望んだ言葉。
伝えたかった想い。
彼女の紡ぐ己の名前は、甘い痺れを纏って、身体の中心を射貫いた。

全身を駆け巡る歓喜。
信じられないという、驚きで、上手く息が吸えない。
伝えたい、自分もそうだと、君が好きだと、
誰のものにもなるなと!

幼子のように顔を歪めて、泣き出すマーゴに願う。
来い、来い、この胸に、この腕の中に、
自分のもとに、来い、と。]

(163) 2015/04/21(Tue) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[ゆっくりと、紙芝居でも見ているように、彼女が己の胸に飛び込んでくる。すっぽりと腕の中に納まるその身体は、まるで最初からそうなるように作られていたみたい。

泣きじゃくる彼女の髪を優しく梳きながらその愛すべき額と髪の毛に何度も何度も口付けを落とす。
やわらかくて、あったかいマーゴの身体は、自分のベッドで眠ったせいか、ふんわり薬草の香りがして。
小さな背中をゆっくりさすって、嗚咽が収まるのを待った。

そうして彼女が落ち着けば、静かに口を開く。]

(170) 2015/04/22(Wed) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

…マーゴ。
どうして俺が困るだなんて思ったの?

[彼女の涙で濡れてしまった頬を、やんわり両手で挟んで、その濡れそぼった双眸を見つめる。]

俺。たぶん初めてあの中庭で、君を見た日から。
ずっとずっと、君が好きだったんだ。

火傷の治療をして、謝って、……君と身体を重ねて。

順番が、逆になっちゃったけど
…………俺も、愛してる。
マーゴ、君が好きだ。

[ようやく伝えられた、己の想い。
どうか受け取って、と。
鼻先をすり、と、彼女のそれに寄せて。]

(172) 2015/04/22(Wed) 00時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2015/04/22(Wed) 00時頃


【人】 薬屋 サイラス

[どれくらいそうしていただろうか。離れがたい気持ちをなんとか断ち切って、彼女ともう一度向かい合う。]

マーゴ、俺のところへおいで。
ばっちゃんも君のことを心配しているし、うちにいれば人狼からも守ってやれる。

[何より彼女と一時も離れたくなくて。そう申し出てみたものの、きっと彼女の表情は曇っただろう。]

…おばあさまが、気になる?

[ずっと二人で暮らしていたのだから、当然だろう。
なぜ彼女が、昨日屋敷の外にあんな格好で飛び出してきたのか、その時あの老婦人は何をしていたのか、自分には察しがつかなかったが。それでも、彼女の唯一の身内だろうから。]

じゃあ、ちゃんと話をしておいでよ。
なんだったら、おばあさまと一緒にうちに来るといい。ばっちゃんもきっと喜ぶから。

[ね?と、もう一度髪を撫でて。]

待ってるから。行っといで。

[ちゅ、と音を立てて頬に口づけたら。その小さな背中を、見えなくなるまで見送っただろう。*]

(176) 2015/04/22(Wed) 00時頃

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