276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[散らばる色鉛筆。黒に、白に、緑に赤。 赤茶色に目が留まる]
い、 ……った
[ベッドに向かうピスティオの腕を引いて、それで、どうなったんだっけ?気が付けば、押し倒すような形、も一瞬だった。 瞬くような時間でも、両手を無理についた衝撃が右腕全体にじわりと広がり、こてん、とベッドに転がりこんだ]
いて、 いてー ……ってこれ
[包帯が解けて広がっている。これはなかなか、直すのに苦労しそうだ、とまで考えてからようやく、ピスティオに視線を投げた]
(6) 2018/05/19(Sat) 00時半頃
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……ふ、 ははっ
[しゅんとした様子に、おかしさがこみあげる。 笑えば、振動に腕はますます痛むが仕方がない]
んな顔すんな、って だいじょーぶだし どうせ包帯変えなきゃだったから とりあえず、 これ解いて?
[笑ったこと、怒られるだろうか。 それでも、なんだか可愛い、と思ったのは、きっと談話室での先輩の言葉のせいもあると思う]
(16) 2018/05/19(Sat) 01時頃
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[包帯を解いて、消毒して、また巻き直す。 捻挫と、少しばかり肉がえぐれた合わせ技。 凹んだ皮膚は瘡蓋で覆われているものの、見た目からして「痛そう」なのは間違いがなく、心配するだろうな、という意味もあって介護してもらうつもりは、あんまりなかったのだけれど。
同室者がいないのならば仕方がないし、 少し、心配してほしくもあった。
ホームシックとは違う。 静かな部屋が寂しいというだけ]
(20) 2018/05/19(Sat) 01時頃
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ヒューは、ベッドに転がったまま、小さなあくび**
2018/05/19(Sat) 01時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2018/05/19(Sat) 01時頃
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― 自室 ―
[ベッドの上、向き合って座り、包帯が巻き直されるのを見ていた。 ピスティオの悲鳴めいた声と、短く返す声。 時折笑いが混じれば、怒られることもあったかもしれない]
階段から落ちただけだって
えぐれてるのはほら、 ……打ちどころが悪くて?
[呼び出されてないし、いじめられてもいない。 逆のようなもんだ、とこれは声に出さずにおいた]
(110) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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[怪我のこと以外にも色々な話をした。 宿題は進んでいるか。――腕が痛いからノートを写してくれ、とか。 最近好きな色は何?だとか]
そうだ、 怪我が治る前に描いてよ
こんな大けが初めてだし
[なんて言えば、やっぱり怒られたかもしれない。 夜が更けて(いるように見えて)部屋に泊まってくか、なんて話もして、怪我をしてから今日が一番、いい日だと思えた*]
(111) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2018/05/19(Sat) 21時半頃
ヒューは、フェルゼの奏でる音を、遠くに聞くのが好きだった
2018/05/19(Sat) 22時半頃
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[包帯がもったいないだろ、なんて笑った。 彼ならば、描いてと言えば喜びそうだと思ったのに]
何どもってんだよ ほら、 長期休みだし 合宿みたいだろ?
[添い寝、という言い方は少しだけ、照れくさい。 けれどそんな気持ちも、睡魔には勝てなかった。 怪我をすれば、体力を消耗する。 元々新生活で疲れていたところだ。怪我の治りは遅く、この一週間の間も、夜の発熱は度々あったし、もしかしたら近いうちに、高熱を出すかもしれない―――というのは、まだ少し先の話]
(129) 2018/05/19(Sat) 23時頃
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[意外と、描いてもらうのは嬉しい、というか好きだった。 ………と、「素直」に言えれば、 もしかしたら、スケッチブックを見た時のような、あの妙な気持ちもなくなるのかもしれない――]
(130) 2018/05/19(Sat) 23時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2018/05/19(Sat) 23時頃
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[時間の経過なんてわからない。 夢も見なかった。 ただ、仄かに――――薔薇の、香り]
………んー、
[名前を呼ばれた。 無意識に伸ばそうとした右手が自由にならず、 その理由を探っている途中で、目を覚ました]
おー、 ……朝? じゃ、 ないよな
[天気が悪い気配はしない。 それでも、目を擦りながら窓を開けようとする。あければきっと、甘い香りが流れるだろうと理由もなく予感して]
(145) 2018/05/19(Sat) 23時半頃
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[窓は鍵をかけ忘れていたようで、手をかけただけで簡単に開いた。 中庭を見下ろす窓]
う、わ
[質量をもった甘い香りに包まれる。 眩暈が天地を曖昧にし、座り込みそうになったところを、咄嗟に左手でピスティオに凭れ掛かって事なきを得た]
なんか、 ……この季節って いつも こんな?
[驚いているのは自分だけかもしれない]
(147) 2018/05/19(Sat) 23時半頃
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ヒューは、モリスの視線を思い出す
2018/05/20(Sun) 00時頃
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[促されるままにベッドに戻り、座り込む]
や、香水ってレベルじゃねーだろ、 ……なん、というか
[薔薇の香りに、中てられる。 そもそもの耐性がない新入生――それも、何の力も持たぬ身ならば、夢にもぐりこんだ香りに、思考が溶けてゆく]
生きてるみてー、というか
[喉が渇く。唾を無理やりに飲み込んだ。 やはり、熱が出たのかもしれない。そう、思い込むことも出来そうなくらい]
(154) 2018/05/20(Sun) 00時頃
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や、風邪じゃなくって……
[ピスティオの手が冷たい。 先輩の手を思い出した。 そういえば、やはり熱を出した時に、こんな風にしてもらったっけ。
笑って、目を閉じる。 目覚めたばかりだけれど、このまま眠りに落ちてしまいそうだ]
(168) 2018/05/20(Sun) 00時半頃
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手、 気持ちいいな
[先輩みたいだ、 口が寝言のように音なく動いた。 それから、ことりと夢に落ちる。
目覚めても、そこが夜のままならば そこは現か、それとも夢か―――**]
(170) 2018/05/20(Sun) 01時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2018/05/20(Sun) 01時頃
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/* えっ?かわいい は?かわいい
(-118) 2018/05/20(Sun) 09時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2018/05/20(Sun) 22時頃
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― 自室 ―
[眠りに落ちる寸前の記憶は、何かにぶつけた、という小さな痛み。 あれ、と思った。 痛いのは、右腕じゃなくて口元で、 そんなとこをぶつける、って それって―――]
ピ、 スティ …… ?
[目が覚めたら聞こうと思っていた。 寝落ちる前、何を話したっけ、って。 傍にいると思ったのだ]
(288) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[静かな部屋がかえってきていた。 欠伸をして、そのまま口元に添えた左手が唇に触れる。 微かな痛みで知れていたこと、乾いた唇が切れていた。 水を飲めばぴり、と響くだろうそれをなぞって、部屋を見渡した。 片付けた洗濯物の代わりに散らばる色鉛筆。 その一本を拾い上げようとして、取り落した]
あ、
[左手じゃ上手くいかない。 ゆっくり拾い集めて、それらは机の上にまとめた。 部屋を出る時手にしていたのは、スケッチブックだけだった]
(293) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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ヒューは、フェルゼの姿を見かけたかもしれない
2018/05/20(Sun) 22時半頃
ヒューは、ユージンのことを思い出す、薔薇の香りで。
2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[香りの元を探ろうと思っていた。 だから、中庭目指して階段を下る。
この一ヶ月でようやく無意識にたどれるようになった道のりの間、眠りに落ちる前のことを考えていた。 手にしたスケッチブックのことを考えていた。 切れた唇の意味を、]
………いや、まさか
[夢、かもしれない。 でも、夢だとしたら。 その意味はなんだろう。 ―――願望、だろうか]
(302) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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/* ログ読み途中なのをごまかし発言なんですけど もりすいあん二人ともめっちゃかわいくない????
あとそこ同級生二人なにしてんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(しっと
(-165) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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[階段を降りきてそのまま座り込んだ。 眩暈と耳鳴りの向こう、いつか聞いたヴァイオリンの音色を思い出す。 窓を開いて、その音を遠くに聞いて。 止んだ後に東屋からフェルゼが出てきたのを見たことがあったっけ。ああ、あそこで弾いているんだ。そうわかっても、訪ねていく勇気は出なかった。
皆、既に長い時を共に過ごしてきている]
俺には、まだ……
[伸ばした左手が手すりを見つけてくれた。 何もない、とは言えない。言えないけれど……]
(316) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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