88 吸血鬼の城 殲滅篇
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/* わおーん。
(-0) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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/* そういや、赤が見えるのはオレだけか? 好き放題に独り言しまくっていい、ということだな。
(-1) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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/* ヒューくんメモ> ヘクター> 「音たててない」描写を読み飛ばして犬?に気づいてしまいました、すみません。>>0:224
じゃあお仕置きで。(きらりん)
(-2) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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/* そして眠い。寝て良いだろうか(爆
いや。 実際、この場に関わる気が無いなら寝てもいい気がする。
(-3) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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/* しかし1000ptか…。 少ないなぁ。
(-4) 2012/04/29(Sun) 00時頃
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/* いやちょっと待て。 考えてみたら、かぷちゅーしたら赤見られるじゃないか。 うかつなことは書けないなぁ。 (何を書くつもりだったのか)
(-5) 2012/04/29(Sun) 00時半頃
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/* そいじゃま、あとあと吸血鬼になった連中のために、 ちまちま赤埋めしておきますか。
好き放題にな。 (結局同じだった)
(-6) 2012/04/29(Sun) 00時半頃
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― 2F宴会場へと続く階段 ―
[階段に佇んだまま、赤の芯宿す黒い瞳は そこに集う者どもをじっと見据えている。 向けられた視線(0:234)に頓着する様子もなく、 ただ長い尾だけが揺れた。
耳をぴんと立て、様子を窺うとみえる黒犬の口元で 萎れゆく薔薇がひときわ甘い香気を漂わせていた。]
(12) 2012/04/29(Sun) 00時半頃
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ああ――――――
やっぱし、ますますいい女になってやがる。
(*0) 2012/04/29(Sun) 00時半頃
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― 地下墓地 ―
[深い闇の中で、闇の髄が揺れる。
意志持つ闇。形ある影。 それが、今の彼の本体だった。]
―――にしても、無粋な野郎どもだ。 淑女への礼儀というやつを教えてやれよ、クレア。
[届かぬ言葉を紡いで、闇が嗤う。]
(*1) 2012/04/29(Sun) 00時半頃
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/* この場に登場して、場を引っかき回すことが 吉か凶か。
いや、コイントスとかは振らないけど。
(-7) 2012/04/29(Sun) 00時半頃
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― 階段 ―
[集まった者たちの様子を見ていた黒犬は 頭をやや下げ、尾を振る。 見ている者がいれば、肩を竦めたように見えなくもない仕草。]
(53) 2012/04/29(Sun) 01時半頃
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――― は。 少しはやるじゃねぇか。人間風情が。
[地の底で揺れる闇には、笑みの気配。]
(*2) 2012/04/29(Sun) 01時半頃
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[白刃が煌めき、足音が入り乱れる。 娘を守る騎士に刃が食い込み、新たな血の臭気が空気に混ざる。
鼻を鳴らした黒犬は、矢のように階段から飛び出し、 娘と人間どもの間を裂くように駆け抜けた。]
―――…。
[図書室へ続く扉の前で振り向いた犬は、 嘲笑めいて口の端を歪め、溶け崩れる。 ひとむれの闇となった犬は、そのまま扉の向こうへと消えた。
あとに、薔薇の花一輪残して**]
(54) 2012/04/29(Sun) 01時半頃
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なに。 あれが人間に遅れをとるとも思わんが、 ―――サービスってやつだ。
[地の底で闇が嗤う。]
(*3) 2012/04/29(Sun) 01時半頃
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― 屋根の上 ―
[監獄塔へ消えた闇の欠片は 宙を跳んで城館の屋根へと渡っていた。
再び犬の形を縒り戻して、鼻面を上げ耳を立てる。 鼻先にただよってくるのは、血臭。
眷属の―――― 甘く、濃密な ]
(121) 2012/04/29(Sun) 13時半頃
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[黒犬は、言葉を発しない。 ただ、喉を膨らませ、曇天の空に向けて 低く、長く吼えた。]
( クレア―――…… オレのシェリ《愛し子》。 もうすぐだ。もうしばらく、待て )
[意志は地の底より娘へと放たれる**]
(122) 2012/04/29(Sun) 13時半頃
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/* つい、反応してしまった。 出かけねばー。
(-25) 2012/04/29(Sun) 13時半頃
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/* ただいま。
いろいろ考えながら歩いてきたら、 た ぎ っ て き た
www
(-29) 2012/04/29(Sun) 14時頃
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[眷属の血は甘美な滋味。 吸血鬼の間で禁忌とされていようとも その誘惑に屈するものもいる。
ましてや今は体持たぬ身。 注がれた滋味を、闇は貪欲に飲み干した。
城に零れた血は床に吸い込まれ、 吸い寄せられるように地下の墓地へと集まる。 血を注がれた闇は赤く染まり、 いっそうの存在感を増して濃くたゆたった。]
(*4) 2012/04/29(Sun) 14時半頃
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― 屋根の上 ―
[風の臭いを嗅いだ黒犬は、 屋根の北端に寄って、下を覗き込む。 舌を出して口の周りを舐めた犬は、 少しばかり、その大きさを増していた。
注意深いものがいれば気付くだろう。 吸血鬼の娘が流した血の痕は、 城そのものに吸い込まれるように薄れていく。 大量に零されたはずの血は、 しばらくすれば、点々と薄い痕を残すのみとなろう。]
(135) 2012/04/29(Sun) 15時頃
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/* 回想捏造のターン!
と思ったらクラリッサが回想回していたので 待機のターン。
(-33) 2012/04/29(Sun) 16時頃
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/* お。待機していてよかった。
ちょっと修正してこよう。
(-34) 2012/04/29(Sun) 16時頃
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[地下深くで蠕動する闇は、なおも濃く、深くなっていく。 僅かに苛立ちの波動を放つ闇の中、 意識が描くのは、鮮やかに浮かぶ過去の情景。 再び城に訪れた、あの娘の姿。
粗相した城の召使いをひとり辞めさせ(処分し) 新たな召使いを雇うべく、人を捜させた。 そのとき、彼女がやってきたのだ。
幼い頃の面影を残しながらも、美しく成長した娘は
闇の領主の心を強く掴んだ。]
(144) 2012/04/29(Sun) 16時半頃
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[覚えているか。 問われて、薔薇の香りとともに出会った時のことを思い出す。
”ああ。あのときの薔薇の娘だな。” ”クレア、か。良い名だ。”
緊張しているようにも見える娘に笑いかけ、 礼には手を振って、それには及ばないと示す。
”おまえに似合うと思ったまでだ。” ”薔薇の方が喜んでいるだろうよ”
娘の口元に綻ぶ笑みに、目を細めて頷いた。]
(147) 2012/04/29(Sun) 16時半頃
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[それからすぐに娘を召し抱え、側近くに置いて愛でた。 花愛でるごとく、触れることもせず。 伸びやかに育つに任せ、手折ることもせず。
人間を食い散らかして平然としていた領主が、 このときはいくらか落ち着いていた。 消える領民の数は減り、監獄塔からの悲鳴も途絶えた。
しかし、穏やかな日々は、ひとつの報せで破られる。]
(148) 2012/04/29(Sun) 16時半頃
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[領民が、討伐隊を呼ぼうと相談していると、 領主を殺そうとしていると知って怒りを発し、 すぐさま中心人物らを喰い殺した。
血の匂いを染みつかせたそのままで 城にとって返し、娘を腕の中に抱きしめたのだ。
―― おまえを手放しはしない。 ―― オレのものになれ。永遠にだ。 ―― 誰にも、渡すものか。
衝動のままに娘に牙を立て、命尽きた娘に血を注ぐ。
薔薇咲き乱れる中庭で初めの血を与えられた娘は、 闇の色香を得て、いっそう艶やかに咲き綻んだ。 どんな薔薇よりも華やかに、美しく。]
(149) 2012/04/29(Sun) 16時半頃
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[それからほどなくして、城に討伐隊が押し入った。]
(150) 2012/04/29(Sun) 16時半頃
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[討伐隊が領地に入り込んだと知って、 娘に手紙と領主の印章を持たせて、血族のもとへとやった。
予感だったのか、覚悟だったのか、 今となっては自分でも判別がつかない。
結局、自分は人間共に討たれ、 この城で眠りについた。]
(151) 2012/04/29(Sun) 16時半頃
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[最後に、"娘"へと飛ばした思念は届いていただろうか。 目覚めたら聞いてみようかと思う。
―――いずれ、おまえの顔を見に蘇る。 なにかあれば、おまえの血を注いで名を呼べ。 いつでもおまえのために力を寄越そう。
元気でな、オレのシェリ。]
(152) 2012/04/29(Sun) 16時半頃
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