人狼議事


30 ─今夜、薔薇の木の下で。

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本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/04(Sat) 02時頃


【人】 本屋 ベネット

― 自室 ―

[太陽が中天を通り過ぎ、いくらか傾きかけた頃。
 漸く少年は深い眠りから覚醒する。

 あまり夢見はよくなかったのか額には汗の玉が浮かび、
 南欧系の血を色濃く映す黒髪が張り付いて、酷く気持ちが悪かった]

 ……今、何時?

[未だ霞掛かった眸が、時計を探す。
 時間を確認すれば、小さく息を吐いた]

(62) 2010/09/04(Sat) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

[身を起こし、二段ベッドの上段の天板をコツコツと叩く]

 ……ドナルド。いない、のかな。
 気分良くなったのなら、良いけれど。

[眠りに着く前、隻眼を滲ませ俯いていたルームメイトを思い出し、眸を伏せる]

 ………。

[寝起きで未だふらつく頭を軽く振り、寝乱れた襟元を正した]

(63) 2010/09/04(Sat) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

[第一釦まで確りと止めた後、机の引き出しから鍵を取り出す。
 ちゃりちゃりと手の裡で鳴らすそれは、医務室の鍵。
 先日急用で出掛けることになったドクターから預かったものだった]

 ……僕も、暑さで少し参ってる、みたいだ。
 夏バテの薬……合ったかな。

[呟き、鍵をポケットに仕舞う。
 医務室の戸棚に並ぶ薬を思い出しながら、ドアのノブに手を掛けた]

(66) 2010/09/04(Sat) 02時頃

ベネットは、ノックの音が聞えれば、無言でそのまま開ける。

2010/09/04(Sat) 02時頃


【人】 本屋 ベネット

[がつっと鈍い音がした後、しゃがむ赤毛に驚いた様に眸を瞬かせて]

 だ、大丈夫…?
 ぶつけたの、おでこ? 見せて…?

[目線を合わせる様に前でしゃがみ、
 ひんやりとした指先を彼の額へと伸ばした]

(69) 2010/09/04(Sat) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

 莫迦、謝るのは僕のほうだろ。
 良いから、見せて。

[とりあえず切れていない事を確認し、ほっと息を吐く。
 少し赤く腫れたその場所を見て]

 ……こぶになってる。
 えと……ごめん。

(71) 2010/09/04(Sat) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

 良いんだ。心配なんていくら掛けたって。
 僕が好きで、しているんだから……っ。

[羽織っただけのシャツを掴み、珍しく語気を荒げて]

 ……プールの匂いがする。
 誘ってくれれば善かったのに。
 一人だけ、ずるいよ。

[鼻の奥につんと香る消毒薬の匂い。
 羽織っただけのシャツから覗く素肌に、心臓がどくんと高鳴った]

(74) 2010/09/04(Sat) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

 起きた時、一人の方が……寂しいよ。

[気まずそうに答えるその頬に手を伸ばす]

 君は……僕の目の届かない所に行っちゃだめだ。
 君がいないと……僕は僕で居られなくなってしまうから。

(76) 2010/09/04(Sat) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

[そこまで口にして、はっとした様に手で口元を覆う]

 ……ごめん。
 子供じみた事を言った。今のは、忘れて。

[気まずそうな顔でそう口にし俯けば、
 長身の彼からは白いうなじが見えるだろうか]

 とりあえず……そのおでこの手当てをしよう?
 医務室の鍵預かってるから。
 せめて冷やすだけでもした方が、いいよ。

(80) 2010/09/04(Sat) 03時半頃

ベネットは、頷くドナルドを連れて、医務室へ**

2010/09/04(Sat) 03時半頃


【人】 本屋 ベネット

― 医務室 ―

[無言のまま、医務室へと向かう二人。
 ポケットから鍵を取り出し、がちゃり…と音を響かせ鍵を開ける。
 先にドナルドに入る様に促し、それに自分も続く。

 後ろ手で、中から鍵を掛けた事には、自分自身も気づかないまま]

(83) 2010/09/04(Sat) 08時半頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドの髪から香るのとはまた別の、消毒薬の匂いに包まれた室内。
 薬品庫の棚を物色しながら]

 ……ドナルドは、適当にその辺に座っていて。
 確かこの辺に湿布が在ったと思うから……ちょっと待っていて。

[薬品のボトルを漁りながら、目当てのものがないか探していく。
 その間言葉少なめなのは、先程の子供じみた言葉のせい。

 勢いに任せて言ったしまった「ドナルドがいないとだめだ」と言う言葉。
 それの自分勝手な理由のせいで、
 今はドナルドと眸を合わせるのも、憚られて……]

(84) 2010/09/04(Sat) 08時半頃

ベネットは、ドナルドの存在を背中に感じながら、今は薬を探すふりを続けている*

2010/09/04(Sat) 08時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/04(Sat) 09時頃


【人】 本屋 ベネット

[戸棚の奥から湿布を見つければ、それを手にして振り返る。
 常なら直接貼ろうとするところだけれど、
 先程の気まずさから出来なくて、渡すだけに留まる事に、

 ……彼は気づくだろうか]

 はい。とりあえずこれ…貼って置いて。
 少しは違うと思うから。

 ドクターがいれば、ちゃんと診て貰えるんだろうけれど。

[ちゃり、っと手の中の鍵を弄ぶ。
 ドクター不在の今、自分がここを任されている事を再確認するように]

(89) 2010/09/04(Sat) 10時頃

【人】 本屋 ベネット

 あと……暫く僕は此処で寝泊まりしようと思うんだ。

[ちらりとベッドへと深い翠を向けて]

 その方が、君も良いだろ?
 僕と一緒だと……君はいつも、何かを我慢している様な、
 そんな顔をしているから。

(91) 2010/09/04(Sat) 10時頃

【人】 本屋 ベネット

[先程の気まずさを誤魔化す様に、早口で告げる。

 本当は傍に居たい。
 だけど彼が何を自制しているのか……気づいていない訳じゃないから。

 もしドナルドがその衝動に身を任せてしまえば、
 きっと自分は拒めない。

 敬虔な主のしもべの顔をして、
 毎朝彼の寝顔を見て想う事は、自分も同じなのだから]

(97) 2010/09/04(Sat) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ……どうして謝るの?

[緩く首を傾いで、湿布を受け取るドナルドを見詰める]

 君は、いつもそう。
 僕には何も話してくれない。
 僕を立ててはくれるけれど、その実僕に触れようとはしない。

[一つ距離を詰める]

 ……そんなに、僕が嫌い?

[ぽつりと呟いた声は、静かな医務室の中、大きく響いた]

(100) 2010/09/04(Sat) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット



 ……じゃあ、どうして?

[シンクに向かう背中に、言葉を重ねる。
 自分よりも低い彼の声に、どくんと。また一つ心臓が高鳴るのを感じながら]

(103) 2010/09/04(Sat) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドが口を開くよりも前に、また一つ距離を詰める。
 背中に寄り添うように身を寄せ、
 後ろから伸ばした腕は、羽織っただけのシャツから覗くドナルドの素肌へと回されて]

 ……僕を嫌いじゃないと言ってくれるのなら。
 僕を拒絶しないで。

[縋る様な弱々しい声を洩らしながら、
 ドナルドのシャツの背中を翠に滲む涙が僅かに濡らす]

 僕は……君が……。

[続く言葉は声にならなくて。
 回した腕にぎゅっと、力を込めた]

(109) 2010/09/04(Sat) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

[背中に顔を埋めているから、
 彼がどんな顔をしているか少年には判らない。

 ただ関わっちゃいけないと、告げられば、
 まわした腕から力が抜けて]

 ……僕みたいなって?

[声は微かに震えていたかもしれない。

 中庭でのラルフとのやり取りを思い出す。
 誰もかれもが、潔癖だと称する少年の本質を見抜いたのは、
 結局のところラルフの銀灰の眸だけだった。

 目の前の彼も。卒業して行った元同室の先輩も。
 たいせつだといいつつ、壊れものに接っしながら。
 その実、拒絶されている事を想い知らされ、涙が零れ落ちた。]

(111) 2010/09/04(Sat) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

[腕を解き、背を向ける。
 涙をシャツの袖で拭ってしまえば、常の表情へと戻っていて]

 ……引きとめて悪かったね。
 さっきも言った通り、僕は暫く此処に居るから。
 五月蠅いのがいないうちに羽根を伸ばすと良いよ。

[感情の籠らない声で。ドナルドの背中にそう告げて。
 棚に並ぶ本を一冊適当に取った。

 自分以外は誰もいないかのように、翠玉を開いた紙面だけを見詰めている]

(113) 2010/09/04(Sat) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

 壊し方しか知らないのなら……学べばいいんじゃないかな。
 壊す事以外の方法を。

[本から顔を上げず、感情の籠らない声で淡々と]

 きっと皆教えてくれるよ。壊さずに、触れあえる方法を。
 僕みたいなやつには無理だけれどね。

(119) 2010/09/04(Sat) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

[感情の籠らない声は、彼の耳に冷淡に届いたかもしれない。
 でも、もうどうでも善かった。

 距離を置かれるのならば、此方からも距離をおけばいい。
 そうすれば皆が望む仮面をかぶり続ける事が出来るから。

 それだけの事だと、自分に言い聞かせて。]

 …………。

[扉のしまる音を背中で訊いて。酷く疲れた顔で眸を閉じた]

(124) 2010/09/04(Sat) 13時頃

【人】 本屋 ベネット

― 医務室 ―

[扉の向こうで行われていたユーリィとドナルドのやり取りなど知る由もなく]

 ……何の、音?

[遠くから聞こえる水音に、緩く首を傾げて。
 プールに近い窓を開け、はしゃぐ二つの影を認めて眸を細めた*]

(142) 2010/09/04(Sat) 14時半頃

ベネットは、トニーとロビンがプールで遊ぶ姿を微笑ましく見詰め、窓辺に佇む*

2010/09/04(Sat) 15時頃


ベネットは、ロビンが眼鏡を探す様子にくすりと笑って。暫し眺めた後、医務室の窓を閉じた*

2010/09/04(Sat) 16時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/04(Sat) 16時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/05(Sun) 01時半頃


【人】 本屋 ベネット

― 医務室 ―

[外と隔絶された静かな部屋に、少年は一人佇んでいる。

 机の上に広げた課題をこなしながら、赤毛のルームメイトを想う。
 身体ばかり大きいくせに、中身はとても子供で。
 時々傷ついた様な顔をする彼の傍に居るのは、
 庇護欲と優越感を満たしてくれて。
 とても居心地が善かったのだと、今更ながらに知る]

 ……かっとなって、酷い事を言ってしまった。
 きっともう、呆れてしまっただろうな。

[先程のやり取りを思い出し、眸を伏せる。
 思わず力が入ってしまったのか、手に持っていた鉛筆の芯がぽきっと音を立てて折れてしまった]

(256) 2010/09/05(Sun) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

[折れた芯を見て、無言で溜息を一つ落とした。

 ペンホルダーから小刀を取ると、鉛筆にあてがい、
 薄く削って行く]

 …………。

[シャッと謂う音が一つ鳴るたびに、
 ドナルドの傷ついた顔が。ラルフの射抜く様な銀灰が。
 それから風にそよぐ蜜色の髪と紫水晶が、
 胸の裡に浮かび消えていく]

 ――――っ。

[指先にちりっとした痛みが走る。
 鋭利な小刀は鉛筆だけでなく、指先まで削ってしまったようで。

 赤い花が、ぷくりと指の腹の上に咲き、机の上へと零れ落ちた]

(259) 2010/09/05(Sun) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

[じわりと指先に広がる熱。
 ちりっと焼けつく様な痛みを感じない訳ではなかったけれど、
 指の上に咲く赤に、眸は釘づけられて]

 ……中庭の薔薇、みたいだ。

[ぽたぽたと、机の上に赤い水たまりを作りながら、
 まるで夢を見ているかのように呟く]

(266) 2010/09/05(Sun) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

[その赤に吸い込まれるように。
 もう一度小刀の刃を指先へ宛がおうとして……]

 ――――……。
 何を、してるんだ。僕は。

[白昼夢のような世界から現実に戻り、
 未だ血を流す傷口をもう片方の手で押さえ、シンクへ向かう。
 流水で洗い流した後消毒液をぶっかける。
 じんじんと染みる痛みに、眉根を寄せ、溜息をついた]
 ]

(272) 2010/09/05(Sun) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

[怪我のケアをした後、机の上に広がる赤い染みを見て。
 もう一つため息をついた]

 これ、落ちるのかな。
 染みにならないと良いけど……。

[包帯を巻いた指と対の手で、机の上をごしごしと拭く。

 拭く度に伸びる赤い染みはドナルドの髪の色に似ているから、拭きとってしまうのが惜しいとも思ってしまう。

 それを消したいのか消したくないのか。

 自分でも善く判らないまま、
 布巾を持つ手はごしごしと拭き続けていた*]

(277) 2010/09/05(Sun) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

― 医務室・夕暮れ ―

[日が傾き、独りの室内にも窓から茜が差してくる。
 机の上は幾分綺麗になったものの、幾つかは赤い染みが残った。
 己の血で赤く染まった布巾は屑籠に捨てた。

 少年自身は、血を少し失い過ぎたせいか軽い倦怠感を感じながら、ぼんやりとソファに座っている]

 喉、乾いた、な。

[口の中が空からなのに気づいて、ぽつりと呟く。
 善く考えれば朝食から何も口にしていない事に、今更ながらに気づいた]

(286) 2010/09/05(Sun) 08時頃

【人】 本屋 ベネット

[気だるい身体をソファから起こすと、少しだけ眩暈がする。
 包帯を巻いた指先がじん、と痛んで、僅かに眉根を寄せた]

 何か飲み物、貰ってこよう。
 ポットに紅茶を作ってもらうように頼んで……。

[ゆらりと歩く姿は、少しふらついていて。
 壁に寄り添うようにゆっくりと食堂へ向かう。

 途中誰かとすれ違ったかもしれないけれど、
 ぼんやりとしていたせいか気づかなかった]

(287) 2010/09/05(Sun) 08時半頃

【人】 本屋 ベネット

― 食堂 ―

[未だ人影少ない食堂へ来ると、まずは喉の渇きを癒す様に水をグラスに一杯口に含んだ。
 からからの喉に冷たい水が心地よくて、もう一杯ごくりと口を付ける。

 唇の端から、一雫、零れた水が顎を伝う。
 それを拭いながら周りをぼんやりと見ると、窓縁に頭を預けている食堂の主の姿が見えた]

(290) 2010/09/05(Sun) 08時半頃

【人】 本屋 ベネット

[窓からの風に、ふわりと薔薇の甘い香りが届いた様な気がした。
 彼はあの薔薇庭園が好きだから、移り香だろうか?
 そんな事を考えながらグラスを持ったままフィリップの傍へ]

 ……未だ眠るには早すぎるよ、フィリップ。

[眸を伏せる上級生に声を掛ける。

 窓から差し込む茜色に金糸が溶けて。
 綺麗だな、なんて。場違いな事を想いながら――]

(292) 2010/09/05(Sun) 09時頃

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