人狼議事


52 薔薇恋獄

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【人】 詩人 ユリシーズ

― バスの中 ―

[案の定ゴネる母親を宥めるのに苦心したせいか、ひどく寝不足だった。
 一人用の座席は少し眠るのに丁度良いとばかりに、手すりに肘を乗せ、うつらうつらと舟を漕いでいる。
 勿論克希の叔父の話しは夢現程度にしか聞いちゃいない]

 …………ん?

[後ろから聞こえた声に、現実に戻る意識]

 決まる…?
 ああ、別に決まっちゃいないけど。

[アンタの相手はあっちでしょ?と言うように、生欠伸をしながら斜め前の席を目線で見詰めた]

(52) 2011/05/16(Mon) 11時頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 11時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ


 ううん、いいのいいの。
 そろそろ起きようと思ってた所だったし。

[気にしないで頂戴、と手を振りながら]

 そんな事言ってると、トンビに油揚げさらわれちゃうかもよ?

[良数と話している夕輝をちらり見て、それから鼻を鳴らす哲人に、意地の悪い笑みを一つ]

 まあ…アタシは誰でも良いやって思ってたから、
 哲人ちゃんがそこまで言うなら、一緒になってあげてもよくってよ。

[ほほほと狐のように目を細めて笑った] 

(59) 2011/05/16(Mon) 14時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[からかうように笑えば、哲人はどう反応しただろうか。
 不機嫌に鼻を鳴らしたとしても、気にするふうでもなくポケットから携帯を取り出しスリープモードを解除させる]

 ……あら?

[きっと母親からのメールで埋め尽くされているだろうと思っていた携帯には一件も届いておらず、それもそのはず。
 アンテナは、圏外]

 やだ……この辺、携帯使えないのね。
 電波圏外だわ。
 アタシの携帯古いから、電波弱いのよねえ……。

[誰か、電波届いてる子いるー?と、
 他社の携帯を使っている者の中で、携帯が通じるものがいないか声を掛けた]

(74) 2011/05/16(Mon) 18時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[言葉とは裏腹に笑みを浮かべる哲人に]

 冗談よ。
 ん。じゃあ哲人ちゃんにお願いしようかしら。
 ふつつか者ですけれど、よろしくね。

[ぱちんとウィンクを一つ。ベタなセリフを口にする]

(81) 2011/05/16(Mon) 19時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 …………。

[次々に携帯が圏外だという声が上がれば、困ったように携帯へと視線を落とす。
 あの母親のことだ。連絡が取れなければまた騒ぎ出して、面倒を見てくれている田端さんに迷惑を掛けているだろうと、重い溜息が零れた。

 丁度聞こえた哲人の呟きには、道也の言葉に頷いて]

 別荘を貸して下さる克希ちゃんの叔父さまに失礼よ。

[め、と両手の人差し指で×印を作った]

(82) 2011/05/16(Mon) 19時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 そう言えばそろそろ降りだしそうね、雨。

[道也の言葉に窓の外を見やる。
 集合場所を出た時には晴れていた空には、
 何時しか薄灰色の雲が広がりつつあった]

 三流小説じゃ、そう言う事を言い出した子が真っ先に殺されちゃうのよね。

[道也を揶揄するように笑って、
 もう一度圏外と表示されたままの携帯を見詰めた後、ポケットへと戻した]

(83) 2011/05/16(Mon) 19時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[丁度携帯に視線を落としていた時だったから、
 成人の視線には気付かない。

 新しい自分になりたくて、わざと離れた場所を選んだこの学校で、
 まさか同じ学校出身の後輩がいる事なんて、
 今は未だ、想いも寄らなかった――]

(93) 2011/05/16(Mon) 20時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

― 到着後 ―

[簡単にまとめてある荷物を肩に担いで、バスを降りる。
 雨が近いのか、土の香りが鼻腔を掠めるのを眉根を寄せて]

 ……やっぱり降りそうね、雨。
 別荘につく前に降ってこないと良いけど。

[掌を上にし、暗くなりつつある空を見上げて。
 克希たちの後ろを歩きだした]

(104) 2011/05/16(Mon) 21時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[克希たちの後ろを付いて歩いていれば、
 道也の声が聞こえて脚を止める。

 振り返れば、階段の下の方で腰をさすっているのが見えて]

 やだ、ぎっくり腰?
 道也ちゃんったら、意外におじいちゃんなんだから。

[階段を下りてくると、貸して?と、キャリーバッグに手を伸ばした]

(119) 2011/05/16(Mon) 22時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[楽々とキャリーバッグを持ちあげ、少しだけ労わる様に道也を見詰めていると、
 聞こえてきた成人の声]

 へ…?
 怪我してるんなら、もっと早く言えば良いのに。
 やせ我慢のしすぎは駄目よ、道也ちゃん。

 成人ちゃんも知ってたら教えてくれれば良いのに。
 男同士で秘密を共有とか、えっちなんだから。

[ねー、と寧人の方へ同意を求めるように声を掛けた]

(125) 2011/05/16(Mon) 22時半頃

ユリシーズは、ノックスへ、「別荘まで運ぶわよ。怪我人は素直に甘えときなさい」とにっこり。

2011/05/16(Mon) 22時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ


 女の子同士、ねえ……。

[女と言われて思い浮かべるのは、母親だった。
 視線を反らすと、自嘲するように口端を上げて]

 まあ、そうかもね。

[呟く声は、ひどく掠れたものだった]

(137) 2011/05/16(Mon) 23時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[キャリーバッグと自分の荷物を持って、言葉少なめに歩みを進める姿は、
 中学生時代の後ろ姿と重なるだろうか。
 まさか同中出身者がいるとは思ってもいないから、
 物憂げな後ろ姿を無防備にさらして、黙々と階段を上がる。

 階段を上がって辿りついた別荘の大きさに]

 ……は。
 これはまた、道也ちゃんじゃないけど打ってつけのロケーションね。

[うっそうと茂る森と、薔薇園に囲まれた別荘の佇まいに、
 思わずため息が零れ落ちた]

(153) 2011/05/16(Mon) 23時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[成人に見られている事に気づかないまま別荘を見ていると、
 ぽつ、ぽつ……と、降ってくる雨]

 きゃっ。雨よ、みんなー。急いでー!

[まだ階段を上がっている面子にそう声を掛けると、
 荷物を二人分持ってるとは思えない機敏さで建物の中へと飛び込んだ
 前髪は男の命。
 玄関脇に置いてある姿見に写る自分の姿を見て、
 セットが乱れていないことにほっと溜息をついた]

(174) 2011/05/16(Mon) 23時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[姿見で前髪のチェックをしながら、鏡越しにちらりと夕輝の方を見やる。

 何時か見た遠い記憶が胸の奥をちらりと掠めるも、
 それは表には出さないまま心の棺に閉じられている――]

(199) 2011/05/17(Tue) 00時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[鳴瀬の説明>>196を聞いて、建物内に入って来たばかりの哲人の方へと振り返る]

 哲人ちゃん、二階と一階どっちにするー?
 アタシは布団の上げ下げが面倒くさいから、割とベッドがある洋室希望なんだけど。

(204) 2011/05/17(Tue) 00時頃

ユリシーズは、テッドの声>>203に、「じゃ、洋室ね」と軽いノリで答えて、鳴瀬へ洋室希望だと伝えるだろう。

2011/05/17(Tue) 00時頃


【人】 詩人 ユリシーズ

[鳴瀬が解散の「さ」の音を言う前に、さっさと階段を上がる。
 誰よりも早く二階の四室を確認すると、一番廊下の奥にある角部屋を占拠する。
 理由? 角部屋だけあって、一番部屋が広かったからだ…何てことは、誰もに言わないけれど]

 ふふ。久し振りの一人のベッド。

[荷物を適当に放り、二つ並んだベッドの片方に座りぽんぽんとシーツを撫ぜる。
 ここ数年母親と共に眠っていたせいか、一人寝の出来るベッドが嬉しくて仕方なかった]

(233) 2011/05/17(Tue) 01時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[哲人が入ってくれば、まるで小さな子供のように胸を張って]

 でしょー?
 ここが一番広いっぽいし、なにより端っこだから多少騒いでも、隣に迷惑かからないわよ。

[ぼすんと、見た目よりも重い音を立てる荷物をちらり見て]

 随分と重そうな荷物ね。
 哲人ちゃんも色んなゲーム持ってきたクチ?

(248) 2011/05/17(Tue) 01時頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 カード類はどうしてもかさばるものねえ。
 アタシはデッキ組む程度揃えるだけで、いっぱいいっぱいだわ。

[自分のバッグの中に入っている死霊系で組んだデッキの構成を思い出しながら、軽く肩を竦めて笑う]

 でも、ま。荷物運び、お疲れさま。
 アタシはちょーっと寝不足だから、このまま軽く一眠りするわ。
 何かあったら呼んで頂戴。

[生欠伸を噛み殺しながら、靴も脱がないままベッドの上にごろり]

 おやすみー。

[背中を向けて、そのまま目を閉じる。
 絡みつく腕がないせいか、良い夢が見れそうだと。
 久し振りに穏やかな眠りの縁へと落ちていく――**]

(258) 2011/05/17(Tue) 01時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 01時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

[久し振りの穏やかな眠り。
 だけどそれも長くは続かなかった。

 白く柔らかな腕が、薔薇の茨のようにがんじがらめに絡みついて、
 赤い女の唇がぱっくりと開き、自身を飲み込もうと迫ってくるのが見えた。

 これは夢だ。
 夢なんだ…と自分に言い聞かせるも、迫ってくる唇からは逃れることは叶わず、囚われてしまう]

 ……やめ……。
 やめろ…よ、母さん……!!

[叫び声にも似た声を上げて、ばっと跳ね起きる。
 震える唇を押さえて呼吸を整えながら、隣で哲人が眠っているのを確認して、安堵のため息をついた]

(305) 2011/05/17(Tue) 14時頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 夢、か……。

[くしゃり、と寝乱れた前髪を握り、かき上げる。
 全身が寝汗でぐっしょりと濡れて、ひどく気持ち悪かった]

(306) 2011/05/17(Tue) 14時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

[呼吸が落ち着けば、外の空気を吸いにふらりとベランダへ。
 しとしとと降る雨に煙る薔薇庭園に、眼を眇める]

 ――……そうび、れんごく。

[夢現に聞いていた克希の叔父の言葉。
 まさしくその通りだ、と。
 母親に抑制された自身を思う]

(307) 2011/05/17(Tue) 14時頃

【人】 詩人 ユリシーズ


 いっそ物語の女のように、此処に囚われてしまえば。
 もう二度と、あの家に帰らなくても済むのかな。

[冗談とも本気ともつかない呟きを零して、眼下の庭園を見る。
 雨の中立ちつくす長い髪の人影を冬色の冷たい色の眸に映して]

 ―――……。

[風景に溶け込むような、繊細で儚げなその光景に。
 ふわり、と。笑みが雨に溶けた**]

(308) 2011/05/17(Tue) 14時頃

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