真上に登った半月に照らされた淡墨桜の巨木は、淡い燐光を帯び、やがて一斉に花開いた。濃い桃色の蕾だった筈のその花は、月明かりのように白い。村の者たちならば、それが淡墨桜の名前の所以であると知っていたかもしれない。長い夢現の一夜の折り返し。広場に集まった者達の歓声が、月まで届けと言わんばかりに夜空へ響いていた。
(#0) 2015/04/20(Mon) 01時頃
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ 人狼議事lobby 人狼議事morphe 人狼議事cafe 人狼議事perjury 人狼議事xebec 人狼議事crazy 人狼議事ciel SoyBean Sangria @hello_giji @7korobi