ひぃっ……―― んあ、あ、 あぁ…、 そ、そこ…[排泄用の孔だった場所、だ。亡霊になった今は、存在意義もない…と言えば、亡霊の存在自体がそうなのだが。指の挙動一つ一つを、異物が在ると訴える。これは、ごほうび、のはずだ。ならば、享受すれば間違いはない。受け入れろ、 と思考は理解しているのに、生理的に力が籠る。] っあ、 はあ、っぁぁ…… みー、なさ…[声が震えるのは、身体の力を抜こうと言う深い吐息混じり故。それも上手くいかず、自らの指を口に咥える。何があっても、拒絶だけは噛み殺す為に。]
(*250) 2013/10/16(Wed) 00時頃