[諦めてでも進んででも、食事を認める様になった頃から食事が滞る様になる。代わりに彼らの周囲に頻繁に家畜が姿を見せた。屈強では無い少女や子供達。餓えの中、いつでも襲える家畜を放ち、狩りを促した。獲物は徐々に変わって行く。子供や少女から少年、老年に。青年になればただ逃げるだけの者から武器を持ち、抵抗する者まで。ただいずれも城や支配の地の中での狩りの模倣。それでも時々気紛れに、褒美として血を分けてやったりもした。煮えた心を抱えて成長していく様は、家畜があげる断末魔に似て心が躍る**]
(*196) 2014/02/09(Sun) 13時半頃