─ヤニクといっしょ─
[くちくちと下半身から水っぽい音が響き、圧し殺そうとして失敗した幼さを含む艶声が時折その卑猥な水音をかき消す]
ひぁ…ッ、ふ、にぁ…!
[仔猫の甘える声にも似た、鼻にかかった声はとろとろに甘く。
口を押さえるのを放棄した手が、自分を抱き止め捕まえた腕にすがり付く。
不慣れな他人からの刺激に、混乱と快楽がぐるぐると渦巻いて。
腰が揺れたとき、困った声で叱られたが
自覚がないものだから、熱っぽい目で不思議そうに彼の顔を見上げただけ]
や、も……出ちゃ、ぁ、あッ、!
[逃げることを防がれた腕の中、絶頂が近いのか声が高くなっていく。
娼婦の声で啼くくせして、よじらせる手足は少年らしくすんなりと細長く。
その細い腕がすがり付く大人の手が与える刺激は、優しく急かすように手の動きが早くなっていく。
ひ、と喉の奥から息を吐き、短い爪がきちきちと彼の腕に痕を残した]
(*61) kaisanbutu 2014/08/01(Fri) 23時頃