意地を張っているわけではなく、貴様の提案が根本的に許諾し得ないものなのだ。
大人の余裕を気取るのであればそれこそ此方に譲るべきではないか?ミスター…えーと、
[この男のファミリーネームは何であったか。こう同じ様な文字の羅列だったとは思うのだが長かったので忘れてしまった。
しかしランクダウンした呼称に若干傷つくのはなぜだろう。>>*39
孤独には慣れているがオレは繊細なのでもう少し丁重に扱っていただきたい。
とは絶対に口にはしないが。]
余裕を削がれた覚えはないが、汚い大人は好まない。
オレは蛇より執念深いからな…、
…っ?!
[いろいろときつい状態である自身の宝刀に突如加えられた摩擦に身体が跳ね、
困惑するうちに抱き寄せられた腰が距離を詰める。
この男のことである、受け入れの姿勢では当然ないのだろうと、近くなった視線を睨むのは変わらず。>>*40
揮発する互いの体温を感じると、今行うべきは弁論ではないということはさすがのオレでも自覚はしている。]
(*49) 2015/11/13(Fri) 22時頃