――…美味ければ、何でもいいのだろう?
[掘り返すのは、数分前の彼の言葉。>>*34
口を拭った手を更に奥へと向け、包むのは吾郎の後頭部。
くしゃりと跳ねる髪を撫ぜながら、行うことなどたったひとつ。
引き寄せると同時に腰を浮かせ、喉を勢い良く穿ち、
蛇よりも執拗に、含んだ液体を掻き出さんと口腔を蹂躙する。
腫れあがった雄は引っ掛かる犬歯も、彼の嗚咽にも怯まず、
見た目の割に撫で心地の良い髪に指を絡めて遊び。]
だが、飲ませてやるのは一度だけだ。
後はこちらに注いでやらなければ、泣かれてしまう。
[つ、と伸ばした足の甲で腹を撫で、意識させる。
抵抗を見せれば見せただけ、喉への掘削は激しい物へと変わり
大人しければ喉に孕ませるように、ぐ、と押し込んで。
年下男だろうと、元来の大人げの無さを遺憾なく発揮する。*]
(*46) 2015/11/13(Fri) 21時半頃