[男ならば、砲身への愛撫で性感を得るのは分かるが、
胸を弄った時にも蜜を溢れさせたのは、さて何故なのか。
問うてやらないのは解を既に知っているからであり、
ずるいと駄々を捏ね、目を潤ませる彼を甘やかす所作。>>*31
汗ばんで上下するその胸中で数多の言い訳を重ね、
反撃を夢見て大した抵抗を行えずにいる姿は、
欲目を抜きにしてもあまりにも稚く、愛らしい。>>*32
摘まんでいるピックが深みにまで沈めば酷だろうと、
加減している優しさを、彼は見透かせずにいるらしく。
膝を押す力が強まれば指を回し、中の質量を旋回させた。]
海の底の白鳥を探すのが好きなのか。
諦めてしまえば全てが丸く収まり、楽になるというのに。
[有り得ないな、と瞳の榛を細めて減らず口を一蹴し、
退く気のない雄同士の戦いは熱と、欲だけを昂らせていく。]
(*41) 2015/11/13(Fri) 21時頃