――…単純な身体だなぁ。
[彼が発した言葉に嘘偽りはなく、視線を下にずらせばその熱がグ、と押し擦りつけられていて。
熱を持たぬ時との差が格段に違いすぎるなんて言葉は言ってやらないが、
生唾をゆっくり咽喉仏を上下させながら飲み込む。
瞬間、僅かな隙を取られてしまったのか、
腕を押され足が縺れれば後ろにあるベッドへと其のまま背を付けてしまう。>>*27]
あン? っていうか、今すぐ俺の上から退けし。
俺とお前と位置が逆だっつの、性欲がでたのはわかったから。
[そんなある意味余裕を見せようとすれば、耳に聞こえるのは己のファスナーが下ろされる音。
同じ身長の男、力もさほど変わらない筈だが何故か跳ねのけられない。
シャツを託し上げられ素肌が空気に触れ、彼の太い指は自由に俺の身体を弄り突起を玩具の様に弄ぶ。
身体に触れられれば感じるのは致し方なし。
それも欲情してる相手からの行為だったら尚更だろう。
先端からカウパーを滲ます性器を大きな手で握りこまれ、眉間に皺を寄せる。]
(*39) 2015/11/12(Thu) 23時頃