[彼奴の言うとおりに酷使されるのはどうにも耐えがたいことであったが、
やったことのない行為であるし、下手糞とはやる気が起きないとまで言われたわけだから
それなりの熱意を持ってこちらは相手の慾を高めようとしているわけで。
此方が話せないのを良いことに、上から聞きたくも無い言葉が落ちてくる>>*17のにこめかみの辺りが痙攣する。
そして何より最悪なことは、想像したくも無いそれを、オレがこの男に抱かれるという描写が
今自分がしている行為のせいでひどくイメージしやすいせいだろう。
咥内から鼓膜を打つ水音と、外耳から入ってくる彼奴の言葉に耳を塞ぎたい思いだった。
男に興味がないと言った割には随分と変態じみた言動だなと言ってやりたいが
喉を圧迫する熱棒で息をするのも開け放たれているせいで溢れてくる唾液を飲むのもままならず、
口端から垂れた相手の劣情まじりの液体が顎を伝い落ちるのに顔を顰める。]
(*23) 2015/11/13(Fri) 03時頃