―触手プレイはロマンらしいので―
もうっ、もうやだあっ……!や、イけな、もうむりだか、ら……っ、
[触手に絡まれながら、言葉が通じないそれに懇願の言葉を投げた。
当然話なんか聞いちゃくれなくて、立ち上がった欲を咥え込んだ触手は変わらず巧みに性感を苛み続ける。
触手の内部は大小の襞が無数に連なり、そのひとつひとつが蠢いている。
それらは慣れている風にいいところを探り、裏筋をなぞり、そのまま鈴口を擽り。
あんまりな現状を否定するように目をつぶれば、先走りと粘液の絡み合う、ねちゃついた音が耳朶を侵し、かえって生々しさを助長する。
さてなぜこうなったのだったのか。
確か、いつも通りミルクを用意してやったのに飲まなくて。
仕方ないから自分で飲んでたら、背後から忍び寄った触手が開いた口の中に入ってきて。
舌で押し返そうとしてもずるずる喉の奥に突っ込まれて、触手がびくびく脈動したと思ったら変に甘い粘液を飲まされて
それから――
それから、いまいち記憶がない。
とりあえず、気が付くとごちゃごちゃ絡まる触手とくんずほぐれずあれこれしていた。
あれこれ?なにそれ?なんて野暮なことはお言いでない]
(*18) kaisanbutu 2014/07/30(Wed) 19時半頃