[身体は随分と物覚えがいいらしい。>>3:*55
悲鳴じみた声と共に、絡まり溶けた熱が離れていく。]
………は、
お願いすれば触らせてくれるのかい。
じゃあ、挿れさせてくださいって言ったら……?
[下腹を重く煽る、彼の口付けと舌遣いに翻弄されていたのを誤魔化すように。>>3:*53
どちらのものかわからない唾液で濡れた唇を舐めながら、浮かべるのは確信的な笑み。
肌を弄る指先の動きを止めることなく。振りほどこうともがき、罵る声ごと。赤く熟れた唇を今度はこちらから塞ぎにいく。
一度外気に触れて冷えた唇は、一瞬にしてまた溶ける温度まで熱が上がる。
閉じ込める檻から抱きつく形に変化していく彼の腕の中で、再び響かせる音は今度は室内を満たしていく。
抗いながら息苦しさだけでなく目元を朱に染めた彼を、逸らさず見つめたまま。>>3:*56]
(*4) SUZU 2015/11/14(Sat) 00時半頃