[逃げて、逃げて、どこへたどり着きたかったのか。帰るべき故郷に価値など無い。あるのは、あったのは、使命を果たして故郷に帰れば、自由になれるかもしれない、というほんのかすかな希望だけ。だがそれだけが、己を支えていたものだ]がっ、あ……!!![振り下ろされようとする槌戦うものであれば恥であろうが、ひたすらに逃げることを選んだがゆえに、痛打は肩に叩き込まれた。骨の砕ける音は、肩だか背だかは知れぬままに、倒れこむ]
(@89) 2014/12/09(Tue) 00時頃