[周囲の声を気にも留めず歩き出せば、千秋が慌てたように追ってきてくれる。>>181
一応年齢を告げたはずだが、やはり幼い容姿の自分が気にかかるのだろうか。面倒見のいい人だな。似たような感想>>170を北仲も抱いていたとはつゆ知らず、そんなことを思い]
……あ、
[前方の人影へ声をかけようとするより早く、須藤の朗らかな声が響き渡る。>>183
……その声に重なった神田の声には気づくことはなく。>>187
駆け寄ってきた彼が「心配」という単語を口にしたことに何故と首を傾げかけて、続いた言葉にああそうかと思い至る。
不可思議な状況での単独行動は、危ないのか。
自分にとっては慣れた場所であるため、失念していたなと思いながら肩を竦めて、あれ、と思う。
と、いうことは。
まさかとは思うが、彼らは自分を探しに来てくれたのだろうか。]
……。
あの、
[ごめんなさい。
おずおずと言おうとした謝罪は、神田の素っ頓狂な声にかき消されたか。>>188*]
(@31) 2015/02/02(Mon) 00時頃