―ホール>>144―[跳梁跋扈する影の異形は、奇妙なことに“彼”――螺旋階段の主に積極的に近づこうとはしなかった。そう、それは、この宴に於いて“彼”――螺旋階段の主が異質であり招かれざる者である故に他ならない。瑣末ごと、だが。]――嗚呼[扉が開くのを見ると、螺旋階段の主は確かな微笑を見せる。]おはよう。随分とすっきりしたようだな。――夢は夢、御前の中に眠るものでもあったろう?懐かしい再会となれば幸いだ。記憶を水底に保存する――記憶師《メモリア》ならば多少は優しくしてやれたのかもしれんがね。
(@13) 2014/06/07(Sat) 18時半頃