― 被験者棟管制室 ―
[自席で珈琲をすすりながら被験者たちの行動を見る。
分散するかと思いきや、集まって行動しているようすにわずかに眉をひそめ。
一人、行動しているワンダと固まっているものたちの今迄の行動データを確認する。
通話したり姿を見ることができたものたちが固まっている事がおおい。
とくに壁越しのやりとりしかしていない者たちは、その相手の傍に居たがるようにみえた。
どうにかしたほうがいいかと思案しているときに、誉があわてたように戻ってくる]
おかえり、誉くん。
寝坊は感心しないが、まあ疲れていたんだろう。
これからがんばってくれればいいよ。
[頭を下げる誉にそういって、珈琲をまたすすった]
そうそう、外の皆は固まっててね、どうしたものかと。
[さて、と思案した処で誉が放送をいれる。
それに声をまじらせないように、口を閉じた]
(@12) 2012/06/28(Thu) 14時半頃