[少し言葉を交わした頃、神田が2階の探索を提案した。>>122
須藤にも問われ>>125、返答に迷う。
……どうしたって今はまだ、彼らを2人きりにさせるのには不安が残る。注射器の仕舞われた神田のスカートのポケットが、やけに重く存在を主張した。
けれど、同時に思い出したのは──梶が台所でポケットに忍ばせていたナイフだ。>>0:104
それを見かけた時>>@12は、用心深そうな彼のこと、護身用とでも考えたのだろうと深く気には留めなかった。
が、須藤とあまり折り合いの良くなさそうな彼だ。
万が一、いさかいの末に乱闘にでもなってしまったら。
そして、その時、須藤が冷静さを欠いていた場合。
……結構、危ないのではないだろうか。
思考を巡らせ、やがて顔を上げる。]
……私、ホールに戻る。
[もし、ホールに梶が残っているようであれば、それとなく──自分に「それとなく」が出来るのかは疑問だが──ナイフのことを尋ねてみようか。
そんなことを思いながら、ホールに戻る意を伝えた。]
(@10) 2015/02/04(Wed) 22時半頃