[目立たないように教室には戻ってきた。
先ず教壇にいる愛里と目が合えば、安心させるように微笑みかける。
顔色の悪さまでは隠せないかもしれないが、瞳を細めれば、潤んだ瞳くらいは誤魔化せる。もっとも、ずっと瞳を細めたままではいられないから、誤魔化せるのも気休め程度の時間だろう]
ごめんなさい。手伝うって言ったのに、心配かけてばっかりね。
[頭を下げれば、肩に羽織った清流のコートまでも落ちそうになる。
袖を通していないためか、遠慮がちに羽織っているためか、細すぎる肩ではコートの重みの方が勝ってしまう。
慌てて右手でコートの左肩部分を掴むように持てば、右肩からはずるりと落ちてしまう。
羽織りなおしてから、先ほどから気になっていたことを愛里に告げようと唇を開く]
あの……その他にも、色々とごめんなさい。
私、このコート…借りても良かった?
それに、さっきパジャマパーティーの話。言いかけたこと、きちんと聞けなくてごめんなさい。
愛里が嫌なことは、無理強いしようとは思ってないから。
[愛里を見つめて、申し訳なさそうに眉を下げた]
(@7) 2011/02/28(Mon) 19時半頃