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>>-2533けーし
[この期に及んで、逃げられるものなら逃げたいと、ちょっと思ってる自分のほうが、よっぽどヘタレだとは分かっている。
逃がさない、なんてそんな表情で言われてしまえば、逃げようなんてある訳も無いのに]
いッ、 ふ ぁう っ……!
[増やされた指に、強張りそうになる前に、兆し始めた熱に触れられれば、そう教え込まれたかのように力が勝手に抜ける。
気持ち悪さと、口直しの快さが、絶え間なく繰り返されて、気が狂いそうだ。
いま、何本を咥えこまされているかなんて、考えられない。
ただ、異物を押し出そうとする動きに抗う彼の指を、滑らせているのが何なのか。
思い当たれば羞恥に思わず力が入って、ぐ、と彼の指を締めつけた]
くすぐ、 とか、ワガママいう な ぁ……っ!
[一度に引き抜かれる感覚に、声が高くあがり。けれど、安堵の息を漏らしたのも束の間。
疑問形で、入れるぞ、と言われたが、頭はロクに働かなくて、何のことか分からない。
ただ、訊かれたらしいので、ぼんやりした瞳のまま、反射でこくりと頷いて]
(-2543) sayclear 2011/05/29(Sun) 16時頃