[>>-1503 白い夜が駆け抜けていく、涙が滲むのは冷たい風が目にしみるから、雪の粒がひどく指先を冷やすから]なんだか置いていかれてしまいそう。[答えて、回した腕に力をこめた。末っ子の妹の小さな体]そうね、遠くに行けたらいいのにね。――……どこまで遠くに行ったら、あの日に帰れるのかしら。[宵ごとに消えるはかない夢、幸せの象徴のようなその笑い声を、背中を通して聞いていた*]
(-1507) sen-jyu 2014/02/26(Wed) 23時頃