ダイミ。共に戦ってくれたことに、感謝する。
[召喚者の礼とあわせて、共に生きている時には伝えられなかった言葉を、彼に告げた。
ダイミの魂は、きっとまだ完全には、死を受け入れきれていないのだろう。
戸惑いと悲哀を織り交ぜた暗い雰囲気を帯びてはいたが……。
帰還の喜びと誇らしさ携え、微かに胸を張っているようにも思えた]
ふむ。人数が多いかもしれん。ならば荷は軽くせんとな。
[ダイミの魂が照れくさそうに離れていくのを横目に、ヴェラは遠くの、馴染んだ肉体へと呼びかける。
彼ですら、ノアに行きつくまでのことをこなしたのだ。
この程度のこと、魔法使いであるヴェラができないのはなんか悔しい]
散れ。もうすぐ……迎えに来てくれる。
[了解した、と自分同士の返事は返ってこなかったが。
コリーンが向かった廃屋で、空っぽの肉塊は静かに風化していってたことだろう]*
(-334) ginlime 2013/06/24(Mon) 00時頃