人狼議事

194 花籠遊里


【独】 懐刀 朧

[まだ淡藤が蕾の頃。
部屋の中央で蕾と向かい合っているのは、今より少しだけ若い朧月。

背が少しでも曲がればぴしゃりと扇子で叩き、茶を立てるための湯を少しでも零せばまたぴしゃりと叩き。
動きが一つでも間違うようならば、厳しい声が飛ぶ。
……月花には睨んでいる自覚は無いのだが、厳しい指導に険しい目つき。
朧が口を開こうとすれば、淡藤の肩がびくりと跳ねるのも自然の成り行きだったか。
全ては後輩花が後々嫌な思いをしないめ、そんな行き過ぎた愛情の結果怯えられてしまうのも当然といえば当然の結果。

困ったものだと息をはけば、蕾は跳ねただろうか。
どうした物かと腕を組み、極力柔らかい声色になるよう……まとう雰囲気は櫻や焔や藤を思い浮かべて……語りかけた。]


 ――亀吉。そこを代われ。


[上手くいったかどうかは覚えていない。
どんな反応にせよ、釜の近くに座っていた彼と場所を交換してから手早く茶をたて和菓子を出し。
自分なりに、彼への仕込みが終わる時を祝ったのであった。*]

(-229) オレット 2014/09/25(Thu) 01時頃

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