人狼議事

218 The wonderful world


【独】 FSM団 ミナカタ

[そうですねぇ、と気の無い返事をした。
彼も別段気にする様子もなく、帰り支度を始める。
同じように、デスクに散乱した紙の束をまとめながら、思い出話でもするように口を開いた。]

自分がね、されたかったんですよ。点数とか、成績とか、そういうのじゃなくて、"特別"っぽい扱い。

[『はぁ』
と曖昧な相槌を打つ同僚に、静かに続ける。]

……ああ、でも、別に、自分だけ特別じゃなきゃ嫌だ!って訳でもなくて。
とにかく「お前自身を見ているよ」って、そこに自分はちゃんと存在してるんだって、示してもらいたかったんでしょうね、誰かに。
多分、それだけでも、当時、随分楽に息ができたと思うんです。

[『案外ロマンチストですね、南方先生』
と、彼は笑う。笑って返した。]

浪漫を追い掛けて、教師になった身ですから。

(-61) 2015/03/20(Fri) 02時半頃

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