─ 文化祭準備の一幕 ─>>926>>927>>928[せっかくBGMが『白炭』なのでそれらしい話をしよう。 柊木真理は、サラにトラウマを残したと一切思っていない。 ただ幼心の興味が移り変わって、 自然と別のものに行ったというだけで何一つ罪悪感がない。 だから高校での再会でも、 「昔仲の良かったやつに会えた」くらいの動作だった。 柊木は、友人付き合いを今の自分に当てはめる。 今の自分と同じ方向を見て笑って遊んでくれる人間に懐くし、何度も話しかけ、仲を深めてゆき、 今の自分と違う方向を見ている人間とは徐々に疎遠になっていく。 柊木とサラはきっと、なんとなく、合わなかったのだ。 ただそれだけの話だったのだろう。]
(941) taru 2022/09/25(Sun) 07時半頃