[相良はいまこの“魔法”をとくつもりがない。よって、ただプラプラと無言で文化祭をみてまわり、普段だったら話し込んで立ち止まるところを一切立ち止まらず、自分が話しかけられそうな時はさっさと去る。まったく誰にも捕まらず、ただ見回っていた。当然だが、いかにも話しかけられそうな、沙羅の前には姿を現さなかった。今朝のメールのときには既に“学園に対し四季をもたらすよう地球さんに指示だしをしていた”ためである。四季だけでも随分変なことになってる桃園学園に対して向けられる疑問がどれほどのものかは分からない。]
(794) gekonra 2022/09/25(Sun) 00時半頃