[『店で出せる味のコーヒーを淹れる』
『歌についていけるように三味線を習う』
こんな感じの目安がせめてあればよかった。
文化祭、というか、文化という枠組みにはそれが無い。
『楽しくなるレベルまで本気をだす』ということが、自尊心と自己愛が天元突破している相良黒臣には『できるように見えたことは全部やらなければ本気でない』になっていた。
だから、見えたところから全部やった。
怪現象が面白ければそれらは全て並べ、怪現象と協力できそうならとりつけ、空が割れれば見に行き、何かと何かの縁を結べそうならば結び、文化祭に確実に必要ある人員と思えば、あまり躊躇せず助けた。ほかにも、ほかにも、ほかにも……行動の全てが、今はそれに全て結びついている。なぜ?先程も言った通り、自己愛が深すぎて、己の全力に対して本当に全力になってしまうからだ。>>6:6]
(767) gekonra 2022/09/24(Sat) 22時半頃