(>>663)[ナツミの言葉を疑ってはいない。あれは夏休み中の一夜の出来事。ナツミが同級生との肝試しを終えた、その後日。彼女が、本当に肝を冷やしたであろう、墓場での出来事。誰もが視ることのなかった、葛籠の秘密をナツミは視た。彼女の眼を信じるには、それで充分だった。ジャージの裏に隠された葛籠の素肌。その表皮を奇怪な紋様が、百足のようにゾルリと走った]**
(667) 2018/09/09(Sun) 14時頃