[>>570 >>571
かくしてメシテロソングは食堂に響き渡った。天使と悪魔の抗争のなかで用いられた時の威力のまま。
誰かに対して議題を渡す。
誰かに対して思考を促す。
これを増幅させるだけでも十分な脅威であるところ、今回は『音量控え目』という条件である。
果たしてこのマイクを十全に扱った時にどうなるかは……想像するだに強烈な出来事である。それがイースターが『救世主たらんことを』と口にする最大の理由だ。
天使や悪魔などの存在ともなれば、道具一つへの抵抗力も、それぞれに持っているのかもしれないのだが……。
それはさておき。>>572 イースターはレイの嘘に気付かなかった。福音であることを納得して、食べ物の入った器を受け取る。]
……ところでこちらはなんですか?
きつね、うどん……
承認。……いただきます。
[イースターは油揚げの乗ったうどんの器を手にとり、暫しの割りばしでのチョップスティックス訓練を経て、うどんを食べ始めた。]
(600) 2020/01/08(Wed) 02時半頃