―秀一の部屋―
[一方]
『だから、アレは絶対できてる!間違いないわ!』
『……いやー考えすぎ、だろ……』
[夫婦目前の二人がいちゃいちゃ……もとい、女の側が何かを熱く語っていた]
『わたしの中の第六感が告げるのよ!あの、ちょっと疲れた感じの道くん最高に色っぽかったわー……』
[秀一は頭を抱える。才色兼備、料理もできる、黒髪ロングの低身長、胸の大きさは理想的な美乳のDカップ、……その恋人の唯一の欠点?いや、欠点ではないが……]
[――重度の腐女子であることだ。
所謂「隠れ」なので、その事実を知っているのは秀一しかいないのだが]
『彼氏の弟がお友達の男の子と小一時間ほど部屋に閉じこもった後、何故か色香漂う様子だった、かっこ、お友達のほうはベッドで丸くなってました、かっことじ、なう』
『おいやめろっ!』
[おそらく今後は、何かと兄嫁から観察されることになるのだろう。*おそらく*]
(538) siro 2011/05/29(Sun) 23時半頃