―春・4月―>>522
[全部全部。弟が居るだんだなんて話てはくれなかったけど。こんなにも想ってくれる弟が居たんだね、織部先輩…]
あーっ、はいはいっ
ごめんなさい、先輩、ちょっと先に入部届け書いて貰いに部室に連れて行きますんで!
[そういって、自分が久生の背に周り、ぐぃと両肩を押した。耳元で囁く]
僕の知ってること、全部、丁寧に、始めっから…話してあげるから。だから…おかしいと思うとこ、納得してくれるまで、話すよ
[―……全部話すとは言うけれど、流石に日向の事は内密にというのが残された全員で死ぬまで護らなくてはならない秘密。
だから、大雨に降られて、別荘に閉じ込められて。それでも逃げ出そうとした僕たちと、残る4人とに分かれてしまったと。土砂崩れに飲み込まれたのは別荘に残るといった4人の方だったと…。他から見える事実だけを伝え話すだろう。
繊細な人に見えたとしか言えない。1ヶ月弱しか一緒に居なかった。だから逆に教えて欲しいな。
君にとって、織部先輩はどんな人だった? どんな兄だった? どれだけ……]
(527) k-karura 2011/05/29(Sun) 23時頃