ー 深夜:おもんの屋台 ー
[麗亜が着席すると、他の怪異はそそくさとお代を置いて去って行き、屋台にはぽつんと麗亜とおもんの二人だけとなっていた。
その理由が、麗亜が半分人間だからなのか、それとも麗亜の受け継いだ冷たい怪異の力なのかはわからないが。
昔むかし、ご先祖様は相当なヤンチャぶりだったそうなので、警戒されているのかもしれない。
少しだけ寂しい気持ちになりそうにもなったが、そんな暇もなく隣にやってきた姿に麗亜は瞬いた。>>495]
え、…あなた、えっと…利光くん、でしたわね?
新聞部の………しんぶんぶの…
[言いながらおもんとレンの間を視線が一往復する。
以前おもんは自らを新聞部と名乗っていた。嘘か誠かはわからないが。
顔見知りなのかな…?というような顔をして、最終的にレンの方に視線を戻した。**]
(505) sunao 2018/09/26(Wed) 02時頃