[ 気のせいだろうか。話を聞いたあと台所に立った秀が、少し元気がなくなったように思えた。 ]
あ、俺、コーヒーで……砂糖なしでいいよ。
[ やっぱりこんなこと聞くべきじゃなかったんだろうか?
少し後悔した。けど、何も無かったように振る舞い続けるなんて限界があって……
いや、何も言わなければ普通に友達としてやっていけたかもしれないのに。どうして掘り返したんだ、とごちゃごちゃ考えていた。 ]
あ、というかお構いなく。ありがと。
[ コーヒーを用意している秀が真面目な顔で、聞いて来た。>>494 ]
……え?
よ、よかったかって言われると……えーと…
[ なんて答えたら……と一瞬戸惑ったが、ここまで話したのだから、と腹を括って。正直に言ってみることにした。 ]
……ごめん、実は、なんかあの後、ちょっと空虚だったんだ。
(504) yuzuru 2011/03/02(Wed) 22時頃