アキラ君を殺したのは、終焉《おわり》を防ごうとしていたから。うん、いい子だったよ。希望を持って、絶対諦めないって。強い"光"の力を感じた。…僕には、眩しすぎたんだ。
[一瞬だけ辛そうな笑顔になるが、それはすぐに消えて、表情を引き締める]
僕はそういう危険人物。こんな僕と命が繋がってしまった事については気の毒としか言いようがない。でも…これから僕は、世界の再生の妨害をしていくつもり。
…さて、君はどうしたい?
[自分の言いたい事は終わった、今度はそちらの番だと、軍人の返事を待つ。
あの場から"生きのびる"のを選んだのは、掌から零れる数多の命を見てきた"風"が、今度こそ掬いあげたかったから。自分と運命をする事になった、不運な男の命を。終焉をもたらすなら、全く意味のない、矛盾した行いだと、わかっていても**]
(491) 2011/06/11(Sat) 08時頃