― 放課後・一年生の掃除してた教室 ―
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[百瀬の問いに、何がききたいのだろう、とその顔を見た。
いや、当たり前のことができない奴もいる、のは確かだ、自分だってそうだった。だけど、それが人間の好き嫌いに及ぶかと問われると、先生としての立場上、どう答えればいいのだろうか。
その当たり前を指導する立場でもあるのだし。]
いや……は?
[でも問いはすぐに答えなくていいと返された。それからさっさと掃除の後片付けがはじまって、土橋はゴミを捨てにいってしまった か?
ともかく、揺れるカーテン、そこには窓を閉めようとする小柄な百瀬の背中があった。
しばらくは窓が閉まっていくのを見ていたが…。]
部活は、今日は行くつもりはなかったんだけど、
百瀬が指したいならいくぞ?
あ、でも、今は麻雀覚え中だっけ?
[背中に返事。]
(474) 2011/05/15(Sun) 09時頃