人狼議事

25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―


【人】 懐刀 朧


 …あの年頃のものにはどうも、嫌われるな。

[逃げるような儚き花に、
花の名を保留している少年を思い出して呟く。
華月と鵠に今それ以上を話しかけることもない。
んぐ、と干琥珀を押し込められれば喉を鳴らし
本郷を睨み上げるが、気遣いだと言うことも判る。
子供扱いを厭うことなく貰った干琥珀を口に含んだ。]

 ……馬鹿言え。
 そのような脅し、一生気が抜けなくなる。

[まんまるになどなってたまるかと一つ文句を返し
先に広間を出て行く本郷を見送る。
一度、言葉を零した後は広間を出るまでは
溜息も憂いの顔も見せることは無く。

広間を出る前に華月と鵠を見る姿は高嶺の花主のもので。]

(469) 2010/08/04(Wed) 03時頃

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