[>>430 グロリアが口付けの合間に、謝罪するように告解するのを聞けば。
その全てを受け入れるように、緩やかに微笑む。]
コリーンと一緒にいる私を見て――…
でも、それだけ……。私のことを思ってくれた証でしょ。
そんなにも私の事を思ってくれていただなんて、嬉しい。
[彼女の狂おしい程の思いを知り。その薬指を啄ばむように慈しみ。
白い花が咲き世界が終りに近づく事も、この桜ヶ丘が国から見捨てられた事も、全て忘れて――。
強く求められる幸せに、心が通じ合った悦びに歓喜する。
二人に与えられた時間はもう少ないかも知れないけど。
時間が限られているからこそ、グロリアへの愛しい想いで一杯になって――。
何度も、何度も彼女の名を心に刻むように呼び、彼女を求めるだろう。]
(461) 2010/03/25(Thu) 22時半頃