[……それからそうだ。
虚無のような、何一つ感じる事も出来なかった意識の中でも
それ>>7:121だけは輝いて見えた。>>7:131>>7:133
何時かの幼いヨーランダの魂のようには、
美しく綺麗では無かったかもしれないけれど。
傷だらけで、不格好で。
だけどそれでも其処に立って、しっかりと輝いていた。
――この強さを人間が持ち得るなら、「あまりに脆くて未熟」>>2:103だなんて、言えない程に。
今は「次会ったら」>>6:17で、
「叶った」>>6:44のだから、
彼女の約束に答えないといけない。
もうちょっと何とかする、とはいったもののまだボロボロで、今にも寝落ちしそうな身だったが、無関係に殴られる羽目になる子はもうこの身に居ないのだ。
だから身辺整理はついたとして、そこの約束は反故にしたつもりはない、と言い張りたい。相手がどう思うかは別として。]
(443) bou 2020/01/26(Sun) 05時頃