人狼議事

314 突然キャラソンを歌い出す村5


【人】 月光学会 ワカバヤシ

― 紅杜家 ―

[紅杜より少し先に目覚めた若林は、しばらく犬の姿のまま、寝たふりをして主人の傍に寄り添っていた。
 そこにやってきた相良から首無しとの面会の話を聞き、出向いて。再び戻ってきたのが今さっきのこと。
 縁者でもないのに何度も出入りするのを見咎められないのは、相良の取り計らいによるものだ。彼には感謝してもしきれない。

 若林は相良黒臣を少し変な人間だなと思っている。身内を襲ったものと似たような存在――自分達はお互いに全くそうは思っていないだろうが、人から見れば大差なかろうという予想くらいはつく――に対して、当たり前のように普通に接する態度がとれるような人間>>3:164は、おそらくあまりまともではない。
 もちろん、人でない若林はその人らしくなさを不思議に思うだけで、いいとも悪いとも思わないが。善悪なんてお手本に倣っているだけで、実感としてはよくわからない。

 ただ、好ましいという印象はある。紅杜の縁者であることを除いても。そこは、この騒動の中で変わった部分だ。]

(417) jinro_coqua 2022/09/23(Fri) 00時半頃

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