人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 記者 イアン


 ……だから、楽になってもそこに落ち着けない。

[言い切った後深く息を吐いたのは、自分の事情。

謝らなくていいんだよ、忘れるよと全て受け入れ
最後の言葉には、返さないままだった。
俺は、この学校に逃げてきた
その部分は打ち明け合わずとも分かる差。
俯く彼の顔を身を寄せて背に触れる自分が見ないように
過ぎった罪悪感もまた、彼が知ることはない。
望みを叶え、忘れることは出来なかったけれど
相手の態度はどうであれ、こちらは翌日からずっと
何事も無かったように接している。
────……嘘をつくのも繕うのも、得意分野だった。]*

(415) 2018/05/17(Thu) 00時頃

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