― 病院/柊木真理の病室 ― ………。[しん、と静まり返った病室。花瓶には綺麗な花が生けられていて。その隣で眠る柊木は、静かに寝息を立てていた。ゆっくりと近付き、恐る恐る覗き込む。顔に火照りはなく、どこか穏やかにも見える。夕暮がなんとかしてくれたのだろうか。とりあえず大事はないようで胸を撫でおろし、ベッドの横にあった椅子に腰を下ろした。]
(406) sunao 2022/09/22(Thu) 23時半頃