― ヤニクの自宅 ―
[彼女はヤニクに手を引かれ、西日でオレンジ色に染めあがった部屋へ彼女は足を踏み入れた。
ベッドへと促されれば、少し、不安げに彼の顔をじぃと見詰めた後にベッドへと腰を下ろした。
其の身体はやはりふるえている。
ヤニクに>>364 返事した後に、出会ったばかりだけれどもしやこれは最後まで?とようやく思ったが、あぁ返事した以上後には引けない、いっそのこと荒療治かと腹をくくった。
最終的に彼女を後押ししたのは、「うん、これは本当の身体じゃなくてキャラクターだし」という考えに至った事だったかも知れない。
ベッドの上でヤニクに愛撫される中、彼女は今まで感じた事の無いような恐怖感と嫌悪感に襲われた。]
やぁぁぁ―――…ぁ…あっ……
[時折嬌声のような声をあげながらも、頑張ると言ったけれども、彼から逃れようと必死になってもがく。
しかし、ヤニクにしっかりと腕や胴体は抑え込まれ、そこから出る事は叶わず、彼女は其の長い脚をばたつかせ、苦しそうに首を振った。
西日で紅く染まった彼女の紅い髪が、ベッドの上で揺れ、踊る。]
(399) 2011/02/19(Sat) 09時頃