[絡む視線>>384に惹かれるように、はたりと意識的に落とされた瞼の裏が、動く。再び露わとなった鳶色に暗い灰色が映り込めば、少年の瞳を黒に近づけた。]
(――やっぱ、無し)
[慣れない事をしたのが悪かった。背中を走るむず痒さにそんな感想を浮かべて。相手の状況を脳裏で訝しみながらもまとめ、深い吐息が落ちる頃(>>370)には、交わる程度に視線は落ち着いただろうか。]
…ふうん、 ……歳、近いかもね。
[相手の表情が移ろげば、返された言葉に自然と微笑が零れる。隠しておこうと思っていた言葉も、自然と断片ながら口にしていた。
乗せられている――なんて向こうに責任を押しつけ。苦手かも、と締めくくった印象は、字面よりもずっと柔らかで。
…つまるところ、十中八九。
久々の同級生(もしくはそれに近い)相手との交流に、浮かれているのだろう、自分は。]
(398) 2014/10/03(Fri) 00時半頃