―2F居間>>394―[窓辺に佇むドナルドの言葉に、フランシスは遠くを見るように白く煙る外へと視線を向けた。]……本当にな。人が多いと、ちょっと歌も歌いにくいしね……[ぽつりと零し、衝動をやり過ごす方法をフランシスは考える。風の音に紛れさせるか、他の――あまり、よろしくはない方法か]……まあ、愚痴っても、仕方ないか。細工師の人がいるし、3人でお揃いのを見繕ってもらってもいいかも。これも何かの縁、ってことで。[ふふ、と小さく笑いながら提案した。何にせよ、フランシスは買ってしまうつもりで謂っている。]ラルフが昔、オルゴールを買った人もいるんだよ。偶然だよな。[そう伝える声は無意識に自然、小さく低く落ちた。]
(396) 2014/11/13(Thu) 16時半頃