[そうして今度こそ止めを刺そうとして。絶望。その言葉を聞いた男が何故だか口元に笑みを浮かべるのが見えた。>>@91]――――あ?[何故笑む。死に瀕してとうとう諦めたのか。けれどその笑みがどこか不穏に感じて一瞬、眉を寄せた。そんな考えを振り払うように、海に向かって尚手を伸ばす男の身体を叩き壊そうとした刹那。男が銃を手にするのを見る。>>@95]――――、[銃弾が発射されるのが早かったか、それとも己の槌が骨を叩き割るのが先か。男の身体から撒かれた鮮血が、周囲に散った]
(387) 2014/12/09(Tue) 00時半頃